目的
Oracle ACFSセキュリティ・レルム内のファイルに対して、特定のコマンド・ルールまたはすべてのコマンド・ルールの監査を無効にします。
構文および説明
acfsutil sec realm audit disable -h acfsutil sec realm audit disable realm -m mount_point [-l commandrule,commandrule,...] {-a |-v }
acfsutil
sec
realm
audit
disable
-h
は、ヘルプ・テキストを表示して終了します。
表16-61に、acfsutil
sec
realm
audit
disable
コマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-61 acfsutil sec realm audit disableコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
|
セキュリティ・レルム名を指定します。 |
|
このファイルシステムがマウントされるディレクトリを指定します。 |
|
監査を無効にするコマンド・ルールを指定します。 このオプションを指定しない場合、すべてのコマンド・ルールのリストはデフォルトになります。 コマンドルールのリストについては、表16-60を参照してください。コマンド・ルールのリストを表示するには、 |
|
監査レルム認証を無効にする( |
コマンド・ルールをリストする場合、複数のエントリをカンマ区切りリストで追加できます。カンマ区切りリストに空白を使用しないでください。空白を追加する場合、リストを引用符で囲います。
セキュリティ管理者のみがこのコマンドを実行できます。このコマンドは、Oracle ACFSセキュリティ管理者パスワードを使用して認証されます。
例
例16-53に、acfsutil
sec
realm
audit
disable
コマンドの使用方法を示します。このコマンドは、OPEN
(すべての違反)およびWRITE
(すべての違反)のコマンド・ルールでの監査を無効にします。
例16-53 acfsutil sec realm audit disableコマンドの使用方法
$ /sbin/acfsutil sec realm audit disable mySecureRealm –m /acfsmounts/acfs1 –l OPEN,WRITE –v