この項では、Oracle ADVMの制限事項について説明します。
Oracle ADVMボリュームのデフォルトの構成は、8列、ストライプ幅が1MBです。ディスク・グループの割当て単位(AU)が8メガバイト(MB)以下の場合、ボリュームのエクステント・サイズは8MBになります。AUサイズが8MBより大きい場合、Oracle ADVMのボリュームのエクステント・サイズはディスク・グループのAUサイズと同じになります。
Oracle ADVMでは、データを1メガバイト(MB)ストライプ・チャンクとしてラウンド・ロビン法で各列に書き込み、8MBのエクステント8つから成る最初のストライプ・セットを64ストライプ・チャンクで満たしてから、64MBより大きいボリュームの場合は、8MBのエクステント8つから成る2番目のストライプ・セットに移ります。Oracle ADVM動的ボリュームで列数を1に設定すると、Oracle ADVMボリュームのストライプ化は事実上終了します。
Linuxプラットフォームでは、Oracle ASM動的ボリューム・マネージャ(Oracle ADVM)ボリューム・デバイスは、Oracle ASMディスク・グループ内の基礎となるストレージの構成に関係なく、ブロック・デバイスとして作成されます。Oracle ADVMボリューム・ブロック・デバイスのRAWボリューム・デバイスへのマップにRAW
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を使用しないでください。
Oracle ADVMボリュームを管理するASMCMDコマンドの詳細は、「ASMCMDによるOracle ADVMの管理」を参照してください。