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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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ディスク・グループ内のOracle ASM SPFILEのバックアップ・コピーの作成

この項では、ASMCMDコマンドを使用して別のディスク・グループにOracle ASM SPFILEのバックアップ・コピーを作成する手順について説明します。必要に応じて、バックアップ・コピーを使用してOracle ASM SPFILEをリストアできます。

ソースとターゲットのディスク・グループには、ディスク・グループ属性COMPATIBLE.ASM11.2以上に設定する必要があります。

spcopyコマンドを使用してOracle ASM SPFILEのコピーを別のディスク・グループに作成するには、次の手順を実行します。

  1. ASMCMD spgetコマンドを使用してOracle ASM SPFILEの場所を特定します。

    次に例を示します。

    ASMCMD [+] > spget
    +DATA/ASM/ASMPARAMETERFILE/registry.253.849343867
    
  2. spcopyコマンドを使用して、Oracle ASM SPFILEを別のディスク・グループにコピーします。

    次に例を示します。

    ASMCMD [+] > spcopy +DATA/ASM/ASMPARAMETERFILE/registry.253.849343867 +FRA/spfileCopyASM.ora
    

    -uオプションを指定せずにspcopyを実行すると、Oracle ASM SPFILEの場所は更新されません。spsetを使用すると、Oracle ASM SPFILEの場所をGrid Plug and Play(GPnP)プロファイルに設定できます。

  3. ASMCMD lsコマンドを使用して、FRAディスク・グループに含まれているOracle ASM SPFILEファイルのすべてのコピーをリストします。

    次に例を示します。

    ASMCMD [+] > ls -l --absolutepath FRA/ASM/ASMPARAMETERFILE
    Type              Redund  Striped  Time             Sys  Name
    ASMPARAMETERFILE  MIRROR  COARSE   JUN 06 13:00:00  Y    +FRA/spfileCopyASM.ora => REGISTRY.253.849533009
    
  4. spgetコマンドを使用して、Oracle ASM SPFILEファイルの現在の場所を確認します。

    次に例を示します。

    ASMCMD [+] > spget
    +DATA/ASM/ASMPARAMETERFILE/registry.253.849343867
    

ディスク・グループ内の現在のOracle ASM SPFILEファイルが破損している場合、またはディスク・グループがアクセス不可である場合、spsetまたはspcopy-uオプションとともに使用して、作成済のバックアップ・コピーによりOracle ASM SPFILEファイルをリストアできます。

次に例を示します。

ASMCMD [+] > spcopy -u +FRA/spfileCopyASM.ora +DATA2/ASM/spfileASM.ora