この項では、ASMCMDコマンドを使用して別のディスク・グループにOracle ASM SPFILEのバックアップ・コピーを作成する手順について説明します。必要に応じて、バックアップ・コピーを使用してOracle ASM SPFILEをリストアできます。
ソースとターゲットのディスク・グループには、ディスク・グループ属性COMPATIBLE.ASM
を11.2
以上に設定する必要があります。
spcopy
コマンドを使用してOracle ASM SPFILEのコピーを別のディスク・グループに作成するには、次の手順を実行します。
ディスク・グループ内の現在のOracle ASM SPFILEファイルが破損している場合、またはディスク・グループがアクセス不可である場合、spset
またはspcopy
を-u
オプションとともに使用して、作成済のバックアップ・コピーによりOracle ASM SPFILEファイルをリストアできます。
次に例を示します。
ASMCMD [+] > spcopy -u +FRA/spfileCopyASM.ora +DATA2/ASM/spfileASM.ora