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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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SPFILEのディスク・グループに対する作成、コピーおよび移動

ディスク・グループのCOMPATIBLE.ASMディスク・グループ属性が11.2以上に設定されている場合、Oracle ASM SPFILEをディスク・グループに作成、コピーまたは移動できます。

たとえば、インスタンスをOracle ASM 11gリリース1 (11.1)からOracle ASM 11gリリース2 (11.2)にアップグレードした後、Oracle ASM SPFILEを、COMPATIBLE.ASM11.2に設定されているディスク・グループに配置できます。ディスク・グループの互換性属性の詳細は、ディスク・グループの互換性を参照してください。

次の手順では、Oracle ASM 11gリリース2 (11.2)インスタンスで$ORACLE_HOME/dbs/asmpfile.oraに格納されているPFILEを使用していることが前提となっています。SQL CREATE SPFILE文を使用して、ローカル・ファイルシステムまたは共有ファイルシステムに格納されているPFILEからSPFILEを作成できます。PFILEが存在しない場合は、SQL CREATE PFILE文を使用して作成できます。

SPFILEをディスク・グループで作成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle ASMインスタンスに接続します。

    次に例を示します。

    $ sqlplus / as sysasm
    
  2. SQL CREATE SPFILE文を使用し、COMPATIBLE.ASM11.2に設定されているディスク・グループで、SPFILEを作成します。

    たとえば、既存のPFILEからOracle ASM SPFILEを作成します。

    SQL> CREATE SPFILE = '+DATA/asmspfile.ora' 
           FROM PFILE = '$ORACLE_HOME/dbs/asmpfile.ora';
    

    CREATE SPFILEは、Grid Plug and Play(GPnP)プロファイルも更新します。spget ASMCMDコマンドを使用すると、GPnPプロファイルでのOracle ASM SPFILEの場所を確認できます。spgetを参照してください。

  3. Oracle ASMインスタンスを再起動し、インスタンスで新しい場所のSPFILEを読み取るようにします。

    Oracle ASMインスタンスの停止および起動の詳細は、Oracle ASMインスタンスの起動についておよびOracle ASMインスタンスの停止についてを参照してください。