SYSASMとしてOracle ASMインスタンスにログインすると、CREATE
USER
およびGRANT
のSQL文を組み合せて、SYSASM権限を持つユーザーを作成できます。また、REVOKE
コマンドを使用してユーザーのSYSASM権限を取り消したり、DROP
USER
コマンドを使用してパスワード・ファイルからユーザーを削除できます。
注意:
これらのコマンドでは、ローカルOracle ASMインスタンスのパスワード・ファイルのみが更新されます。
Oracle ASMは、外部ユーザーやグローバル・ユーザーの作成はサポートしていません。
次の例では、new_user
として識別されるユーザーについて、これらのSQL操作の実行方法を示します。
REM create a new user, then grant the SYSASM privilege SQL> CREATE USER new_user IDENTIFIED by new_user_passwd; SQL> GRANT SYSASM TO new_user; REM connect the user to the ASM instance SQL> CONNECT new_user AS SYSASM; Enter password: REM revoke the SYSASM privilege, then drop the user SQL> REVOKE SYSASM FROM new_user; SQL> DROP USER new_user;
Oracle ASMパスワード・ファイルでユーザーの最後の権限を取り消しても、ユーザーはOracle Databaseパスワード・ファイルでの実行のように自動的に削除されることはありません。DROP
USER
を実行して、Oracle ASMパスワード・ファイルで権限を持たないユーザーを削除する必要があります。
Oracle ASMコマンドライン・ユーティリティ(ASMCMD)を使用したユーザー作成の詳細は、「orapwusr」を参照してください。
関連項目:
CREATE
USER
およびGRANT
コマンドの詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
パスワード・ファイルの作成と維持の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。