Oracle ASMディスクは、Oracle ASMディスク・グループにプロビジョニングされるストレージ・デバイスです。Oracle ASMディスクの例を次に示します。
ストレージ・アレイのディスクまたはパーティション
ディスク全体またはディスクのパーティション
論理ボリューム
ネットワーク接続ファイル(NFS)
ディスク・グループにディスクを追加する場合、ユーザーがOracle ASMディスク名を割り当てることができます。または、Oracle ASMディスク名が自動的に割り当てられます。この名前は、オペレーティング・システムで使用されるパス名とは異なります。クラスタの場合、異なるノードではディスクに異なるオペレーティング・システムのデバイス名が割り当てられますが、ディスクのOracle ASMディスク名はすべてのノードで同じになります。クラスタでは、ディスク・グループを共有するすべてのインスタンスからOracle ASMディスクにアクセスできる必要があります。
Oracle ASMにより、ファイルはディスク・グループ内の全ディスクで均等に分散されます。この割当てパターンにより、すべてのディスクが同じ容量レベルで維持され、ディスク・グループ内の全ディスクのI/O負荷が同じになります。Oracle ASMの負荷はディスク・グループ内の全ディスク間で均等に分散されるため、異なるOracle ASMディスクが同じ物理ドライブを共有することはできません。