Oracle Net Servicesでは、Oracle RAC構成内のインスタンス間でクライアント接続を分散する機能を使用できます。実装可能なロード・バランシングには、クライアント側とサーバー側の2種類のロード・バランシングがあります。クライアント側のロード・バランシングでは、接続要求は各クライアントから独立してリスナーをまたいで分散されます。サーバー側のロード・バランシングの場合、SCANリスナーはサービスの-clbgoal
および-rlbgoal
設定に基づいて、現在サービスを提供している最適なインスタンスに接続要求を送ります。
Oracle RACデータベースのクライアント接続では、両方のタイプの接続ロード・バランシングを使用する必要があります。
関連項目:
両方のタイプのロード・バランシングの詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください