ポリシー管理データベースをデプロイする場合、サービスはサーバー・プールにわたらないことを考慮に入れて、まずサービスとその必要なサイズ設定を決定する必要があります。このデータベースを他のデータベースと同じ場所に配置する場合、ホストされている他のデータベースに関するCPU要件を考慮する必要があり、インスタンス・ケージングのCPU_COUNT
属性の値も考慮する必要があります。これにより、1つ以上のサーバー・プールで垂直方向と水平方向の両方にデータベースのサイズを指定できます。
このデータベースのサーバー・プールを他のサーバー・プールと同じ場所に配置する場合、会議の要求およびビジネス要件を最適化するためにカレンダまたはイベントに基づいてサーバー・プール・サイズを調整するようにサーバー・プールを構成することを検討します。サーバー・プールのサイズを決定し、MIN_SIZE
およびMAX_SIZE
サーバー・プール属性の適切な値を構成したら、各サーバー・プールの相対的な重要度を決定できます。
関連項目:
サーバー・プール属性の詳細は、『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。
クラスタ管理者として、srvctl add serverpool
コマンドを使用してポリシー管理データベース・サーバー・プールを作成します。Oracle Grid Infrastructureホームで、srvctl modify serverpool
コマンドを使用すると、サーバー・プールのプロパティを変更できます。
関連項目:
サーバー・プールの作成の詳細は、『Oracle Database Quality of Service Managementユーザーズ・ガイド』を参照してください。
DBCAを使用してサーバー・プールを作成できる間は、小さい単一サーバー・プールのデプロイメント用のもののみをお薦めします。サーバーがすでに他のサーバー・プールに割り当てられている場合、DBCAに障害が発生するためです。また、クラスタが、古いサーバーや新しいサーバーなど、異なる容量のサーバーで構成されている場合、各サーバー・プールを結合するためのサーバーの最小サーバー要件を定義するサーバー・カテゴリ定義を設定することをお薦めします。
関連項目:
サーバーのカテゴリ化の詳細は、『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。
サーバー・プールの作成後、適切なデータベース・ホームからDBCAを実行できます。データベースのタイプおよびタスクに応じて、様々なデフォルト・オプションが提示されます。コンテナ・データベース(CDB)を含め、すべての新しいOracle RACおよびOracle RAC One Nodeデータベースの場合、ポリシー管理オプションはデフォルトで、これがお薦めするオプションです。
管理者管理データベースから、またはOracle Database 11gリリース2 (11.2)より前のデータベースからデータベースをアップグレードする場合、ポリシー管理データベースに直接アップグレードするオプションはありません。ただし、アップグレード後、srvctl modify database
コマンドを使用して、データベースをポリシー管理に変換できます。
管理者管理データベースからポリシー管理データベースに変換する場合、インスタンス名は、アンダースコアを含むように自動的に更新されます(例: orcl1
はorcl_1
になります)。サーバー・プールのサイズが大きくなるときデータベースが自動的にインスタンスを作成できるようにするためには、アンダースコアが必要です。