シングル・インスタンス・データベースがクラスタ・ノード上に存在する場合は、次の3つのシナリオが考えられます。
シナリオ1: シングル・インスタンス・データベースのOracleホームがクラスタ・ノードにインストールされ、Oracle RACが有効になっている場合。このシナリオでOracle RACへの変換を実行する手順については、「RAC対応のOracleホームからクラスタ上のシングル・インスタンス・データベースが実行されている場合」を参照してください
シナリオ2: シングル・インスタンス・データベースのOracleホームはクラスタ・ノードにインストールされているものの、このOracleホームのOracle RAC機能が無効になっている場合。この環境でデータベースをOracle RACに変換する方法については、「RAC非対応のOracleホームからクラスタ上のシングル・インスタンス・データベースが実行されている場合」を参照してください。
シナリオ3: シングル・インスタンス・データベースのOracleホームが、クラスタのローカル・ノードのみにインストールされている場合。これは、Oracle Database 12cをインストールするときに、Oracle Universal Installerの「ハードウェアのクラスタ・インストール・モードの指定」ページで「ローカル・インストール」オプションを選択した場合に発生します。このシナリオでシングル・インスタンス・データベースをOracle RACに変換する手順は、「DBCAを使用したOracle DatabaseインストールのOracle RACへの変換」で説明する手順と同じです。最後の手順の「Oracle Database 12cソフトウェアおよびOracle RACのインストール」で、シングル・インスタンス・データベースが実行されるOracleホームではなく、新しいOracleホームを選択するようにします。