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Oracle® Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71323-07
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Oracle Automatic Storage Managementおよびクラスタ・ファイル・システムのアーカイブ・スキーム

Oracle RACで推奨する構成は、データファイル用とは異なるリカバリ・セット用のディスク・グループを使用して、Oracle Automatic Storage Management(Oracle ASM)をリカバリ領域に使用する構成です。Oracle ASMを使用する場合は、Oracle Managed Filesの名前のフォーマットが使用されます。

この構成のかわりに、クラスタ・ファイル・システムのアーカイブ・スキームを使用することもできます。クラスタ・ファイル・システムを使用する場合、各ノードは、REDOログ・ファイルをアーカイブする際にクラスタ・ファイル・システムの1つの場所に書き込みます。各ノードは、他のノードのアーカイブREDOログ・ファイルを読み取ることができます。たとえば、図6-1に示すように、ノード1がREDOログ・ファイルをクラスタ・ファイル・システムの/arc_dest/log_1_100_23452345.arcにアーカイブすると、クラスタの他のノードもこのファイルを読み取ることできます。

関連項目:

リカバリ領域の領域管理およびRMANを使用したアーカイブREDOログのバックアップの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

図6-1 クラスタ・ファイル・システムのアーカイブ・スキーム

図6-1の説明が続きます
図6-1 クラスタ・ファイル・システムのアーカイブ・スキームの説明

注意:

この例のアーカイブ・ログ名のフォーマットは、クラスタ・ファイル・システムの例のみに適用されます。

クラスタ・ファイル・システムを使用しない場合は、アーカイブREDOログ・ファイルをRAWデバイス上に置くことができません。これは、RAWデバイスでは、連続したアーカイブ・ログ・ファイルの順次書込みができないためです。