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Oracle® Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71323-07
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srvctl export gns

srvctl export gnsコマンドでは、グリッド・ネーミング・サービス(GNS)・インスタンス・データをファイルにエクスポートし、異なるサーバー・クラスタ間でGNSを移動する場合またはクライアント・クラスタを作成する場合にそのファイルを使用できるようにします。

SRVCTLによって、データはOCRから抽出されます。エクスポートされるデータは次のとおりです。

注意:

このコマンドはOracle Clusterwareでのみ使用可能です。

構文およびパラメータ

srvctl export gnsコマンドは、次の構文で使用します。

srvctl export gns {-instance path_to_file | -clientdata path_to_file}

表A-65 srvctl export gnsのパラメータ

パラメータ 説明
-instance path_to_file

このパラメータを使用して、GNSインスタンス・データが書き込まれるファイルを指定します。

このパラメータは、異なるサーバー・クラスタ間でGNSを移動する場合に使用します。

-clientdata path_to_file

このパラメータを使用して、GNS資格証明データが書き込まれるファイルを指定します。

このパラメータは、クライアント・クラスタを追加して、そのクライアント・クラスタがサーバー・クラスタで名前管理操作を実行するときにアクセスする資格証明ファイルを作成する場合に使用します。

使用上の注意

  • このコマンドは、LinuxおよびUNIXプラットフォームではrootユーザーとして実行し、Windowsプラットフォームでは管理者ユーザーとして実行する必要があります。

  • このコマンドは、サーバー・クラスタ内のいずれかのノードで実行する必要があります。

  • エクスポート中にGNSが実行されている必要はありません。

  • プロシージャの実行中は、データをロックして整合性を保ってください。

次のコマンドでは、GNS資格証明データをgns.txtというファイルにエクスポートします。

# srvctl export gns -clientdata /temp/gnsdata/gns.txt