srvctl export gns
コマンドでは、グリッド・ネーミング・サービス(GNS)・インスタンス・データをファイルにエクスポートし、異なるサーバー・クラスタ間でGNSを移動する場合またはクライアント・クラスタを作成する場合にそのファイルを使用できるようにします。
SRVCTLによって、データはOCRから抽出されます。エクスポートされるデータは次のとおりです。
ユーザーの許可に使用される資格証明(サーバーがリスニングしているVIPアドレスを含む)
GNSに保持される名前およびDNSレコード
注意:
このコマンドはOracle Clusterwareでのみ使用可能です。
srvctl export gns
コマンドは、次の構文で使用します。
srvctl export gns {-instance path_to_file | -clientdata path_to_file}
表A-65 srvctl export gnsのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
-instance path_to_file
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このパラメータを使用して、GNSインスタンス・データが書き込まれるファイルを指定します。 このパラメータは、異なるサーバー・クラスタ間でGNSを移動する場合に使用します。 |
-clientdata path_to_file
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このパラメータを使用して、GNS資格証明データが書き込まれるファイルを指定します。 このパラメータは、クライアント・クラスタを追加して、そのクライアント・クラスタがサーバー・クラスタで名前管理操作を実行するときにアクセスする資格証明ファイルを作成する場合に使用します。 |