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Oracle® Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71323-07
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srvctl enable volume

特定のボリュームまたはすべてのボリュームのOracle Clusterware管理を有効化します。

このコマンドは、ボリュームのOracle Clusterwareリソースで動作することによって、そのボリューム・デバイスを起動できます。このコマンドは、ボリューム・デバイスを起動せず、SQLコマンドALTER DISKGROUP ENABLE VOLUMEまたはASMCMDコマンドvolenableとは異なります(これらの2つのコマンドはボリューム・デバイスをオンラインにし、実行時状態では、ボリューム・デバイスをアクセス可能にするためです)。

注意:

このコマンドはOracle Clusterwareでのみ使用可能です。

構文およびパラメータ

srvctl enable volumeコマンドは、次の構文で使用します。

srvctl enable volume {-volume volume_name -diskgroup disk_group_name |
    -device volume_device}

表A-64 srvctl enable volumeのパラメータ

パラメータ 説明
-volume volume_name

有効化するボリュームの名前を指定します。このパラメータは必須です。

-diskgroup disk_group_name

有効化するボリュームが存在するディスク・グループの名前を指定します。

-device volume_device

有効化するボリューム・デバイスへのパスを指定します。

使用上の注意

  • 有効化する特定のボリュームを指定する必要があります。特定のディスク・グループまたは特定のボリューム・デバイスに存在するボリュームを指定できます。

次の例は、DATAというディスク・グループに存在するVOLUME1というボリュームを有効化します。

$ srvctl enable volume -volume VOLUME1 -diskgroup DATA