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Oracle® Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71323-07
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JDBC/OCIおよびJDBC Thinドライバ・クライアント用のFCFの構成

Universal Connection Poolまたは暗黙接続キャッシュ用のFCFを有効にできます。暗黙接続キャッシュは非推奨であるため、Universal Connection PoolをJavaに使用することをお薦めします。Oracle WebLogic Server Active GridLink for Oracle RACを使用することもできます。

この項では、JDBC用のFCFを有効にする方法について説明します。JDBC/OCIクライアントでFCFを有効にしている場合は、Oracle Database 11gリリース2 (11.2)で使用されているOCI クライアント用にFANを有効化する方法(サービスでnotificationをTRUEに設定)は使用せず、クライアントまたはサーバーのいずれにもTAFを構成しないでください。アプリケーション・コンティニュイティおよびトランザクション・ガードを構成することもできます。

FCFを有効にするには、次の手順で説明するように、最初にUniversal Connection Poolを有効にする必要があります。

  1. 接続プールを作成し、setFastConnectionFailoverEnabled(true)を設定します。

    次の例では、接続プールを作成し、FCFを有効にします。この例を使用する場合、ucp.jarライブラリはアプリケーションのCLASSPATHに含まれる必要があります。

    PoolDataSource pds = PoolDataSourceFactory.getPoolDataSource();
    pds.setFastConnectionFailoverEnabled(true);
    
  2. Oracle Notification Serviceリモート・サブスクリプションに使用するポートを特定します。

    次の例に示すように、Oracle Clusterwareを実行している各ノードで、次のコマンドを使用してOracle Notification Service構成を表示します。

    srvctl config nodeapps -onsonly
    

    このコマンドの出力では、Oracle Notification Service用に構成されているローカル・ポートおよびリモート・ポートがリストされます。

    注意:

    Oracle Notification Service構成は、Oracle Clusterwareのインストール時に自動的に完了しているはずです。

  3. リモートOracle Notification Serviceサブスクリプションを構成します。

    ユニバーサル接続プールを使用する場合、アプリケーションはOracleDataSourceインスタンスのsetONSConfigurationをコールして、使用するノード番号とポート番号を指定します。次の例に示すように、各ノードで使用されるポート番号は、手順2の各ノードで表示されるリモート・ポートと同じです。この例を使用する場合、ons.jarライブラリはアプリケーションのCLASSPATHに含まれる必要があります。

    pds.setONSConfiguration("nodes=racnode1:6200,racnode2:6200");
    

    リモートOracle Notification Service構成を使用するアプリケーションでは、次の例のように、アプリケーションを起動する前に、oracle.ons.oraclehomeシステム・プロパティにORACLE_HOMEの場所を設定する必要があります。

    java -Doracle.ons.oraclehome=$ORACLE_HOME ...
    
  4. 接続URLを構成します。

    FCFを使用する場合、コネクション・ファクトリの接続URLはサービス名構文を使用する必要があります。サービス名は、接続プールをサービスにマップするために使用されます。次の例では、接続URLの構成を示しています。

    pds.setConnectionFactoryClassName("oracle.jdbc.pool.OracleDataSource");
    pds.setURL("jdbc:oracle:thin@//SCAN_name:service_name");...

関連項目:

  • JDBCの詳細は、『Oracle Database JDBC開発者ガイドおよびリファレンス』を参照してください。

  • FCFの構成の詳細は、『Oracle Universal Connection Pool for JDBC開発者ガイド』を参照してください。