Oracle JDBC Universal Connection PoolおよびOracle WebLogic Server Active GridLink for Oracle RACでは、Oracle RACデータベースによって提供されるロード・バランシング機能が利用されます。実行時接続ロード・バランシングには、Oracle JDBCドライバおよびOracle RACデータベースを使用する必要があります。
ロード・バランシング・アドバイザの情報を利用するために、Universal Connection PoolおよびOracle WebLogic Server Active GridLink for Oracle RACが統合されています。Oracle Database 11g リリース11.1.0.7.0では、JDBCのユニバーサル接続プールが導入されました。そのため、Oracle RACデータベースで使用するためにOracle Database 10g リリース1で導入された既存のJDBC接続プール(暗黙接続キャッシュ)が非推奨になりました。Oracle Database 12cに加えて、Oracle Database 10gまたはOracle Database 11gでもUniversal Connection Poolを使用できます。
実行時接続ロード・バランシングには、FCFが有効であり、適切に構成されていることが必要です。また、Oracle RACロード・バランシング・アドバイザは、接続プールで使用されるサービスごとにサービス・レベルの目標で構成される必要があります。接続時ロード・バランシングの目標は、次の例のとおり、SHORT
に設定される必要があります。
srvctl modify service -db db_unique_name -service service_name -rlbgoal SERVICE_TIME -clbgoal SHORT
関連項目:
Universal Connection Pool用にランタイム接続ロード・バランシングを構成する方法の詳細は、『Oracle Universal Connection Pool for JDBC開発者ガイド』を参照してください。