有効なノードの確認機能により、登録要求がリスナーにより許可される一連のIPアドレスまたはサブネットを構成および動的に更新する機能が提供されます。リスナーへのデータベース・インスタンスの登録は、リクエスト元が有効なノードである場合にのみ成功します。ネットワーク管理者は、有効なノードおよび除外ノードのリストを指定したり、有効なノードの確認を無効にすることができます。有効なノードのリストでは、データベースに登録できるノードやサブネットを明示的にリストします。除外ノードのリストでは、データベースに登録できないノードを明示的にリストします。動的登録を制御することによって、Oracle RACデプロイメントの管理性およびセキュリティが向上します。
登録のための有効なノードの確認(VNCR)はデフォルトで有効になっています。デフォルト構成では、SCANリスナーのサブネット内のすべてのノードからの登録要求をリスナーに登録できます。非SCANリスナーでは、ローカル・ノード上のインスタンスからの登録のみが受け入れられます。リモート・ノードまたはSCANリスナーのサブネット外のノードは、listener.ora
ファイルのregistration_invited_nodes_
alias
パラメータを使用して、またはSRVCTLによってSCANリスナーを変更して、有効なノードのリストに含める必要があります。
関連項目:
VNCRの詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。