注意:
この項では、データベースにSPFILEを使用していることを前提にしています。
次のSRVCTL構文をコマンドラインから入力し、必要なデータベース名およびインスタンス名を提供するか、または複数のインスタンス名を指定して、複数の特定のインスタンスを起動します。
クラスタ・データベース全体(すべてのインスタンスおよび使用可能なサービス)を起動または停止するには、次のSRVCTLコマンドを入力します。
$ srvctl start database -db db_unique_name [-startoption start_options
]
$ srvctl stop database -db db_unique_name [-o stop_options
]
たとえば、次のSRVCTLコマンドは、Oracle RACデータベースの実行中でないすべてのインスタンスをマウントします。
$ srvctl start database -db orcl -startoption mount
管理者管理データベースを起動する場合は、インスタンス名のカンマ区切りリストを入力します。
$ srvctl start instance -dbdb_unique_name
-instanceinstance_name_list
[-startoptionstart_options
]
Windowsでは、カンマ区切りリストを二重引用符(""
)で囲む必要があります。
ポリシー管理データベースを起動する場合は、単一のノード名を入力します。
$ srvctl start instance -dbdb_unique_name
-nodenode_name
[-startoptionstart_options
]
また、このコマンドでは、使用可能で実行されていないすべてのサービスが開始されます。そのサービスには、AUTOMATIC
管理ポリシーが設定され、サービスのいずれかのロールがデータベース・ロールと一致します。
1つ以上のインスタンスを停止するには、コマンドラインから次のSRVCTL構文を入力します。
$ srvctl stop instance -dbdb_unique_name
[ -instance "instance_name_list
" | -nodenode_name
] [ -stopoptionstop_options
]
複数のインスタンス名のカンマ区切りリストを指定して複数のインスタンスを停止することも、1つのノード名を指定して1つのインスタンスを停止することもできます。Windowsでは、カンマ区切りリストを二重引用符(""
)で囲む必要があります。
このコマンドにより、インスタンスが実行されていたノード上で終了したインスタンスと関連するサービスも停止します。例のとおり、次のコマンドで、immediate
stopオプションを使用してorcl
データベースの2つのインスタンス(orcl3
およびorcl4
)を停止することができます。
$ srvctl stop instance -db orcl -instance "orcl3,orcl4" -stopoption immediate
関連項目:
SRVCTLオプションおよびSRVCTLで実行可能な他の管理タスクについては、「サーバー制御ユーティリティのリファレンス」を参照してください