リプレイの無効化

一部のアプリケーション・リクエストは、リプレイには適していません。このような設計を使用するアプリケーション・モジュールがある場合は、リプレイAPIを無効化すると要求ベースのリプレイが無効になります。リプレイの無効化をコールバックまたはメインライン・コードに追加できます。リプレイの無効化では、コールバック、または要求への変更が必要です。

注意:

リプレイ時に、自律型トランザクション、外部PL/SQLコールおよびJavaコールアウトはメイン・トランザクションとは異なる副作用の例であり、これらの副作用は、リプレイされないよう指定しないかぎりリプレイされます。メイン・トランザクションとは異なる副作用の例には、外部表への書込み、電子メールの送信、PL/SQLまたはJavaからのセッションの分岐、ファイルの転送、および外部URLへのアクセスなどがあります。このようなアクションの結果、永続的な副作用が残ります。PL/SQLメッセージングの結果、永続的な結果が残される可能性があります。

DBAがALTER SYSTEM KILL SESSIONまたはALTER SYSTEM DISCONNECT SESSION文を使用してセッションを終了または切断できるように、アプリケーション・コンティニュイティを構成した場合、アプリケーション・コンティニュイティはデフォルトでそのセッションをリカバリしようとします。ただし、セッションをリプレイしない場合は、次の例に示すとおり、NOREPLAYキーワードを使用します。

alter system kill session 'sid, serial#, @inst' noreplay;
alter system disconnect session 'sid, serial#, @inst' noreplay