2ノード・クラスタで、グリッド・プロセス間通信(GIPC)を使用せず、プライベート・ネットワーク・インタフェース・カード(NIC)を1つだけ持つとします。Oracle Grid Infrastructure Management Repository database (mgmtdb)を実行しているノード(たとえばノードA)で、もう1つのノード(ノードB)が削除された後に、NICで障害が発生した場合、プライベート・ネットワークがノードAで再確立されると、ノードBはクラスタに参加するものの、ノードAのデータベース・インスタンスは開始できません。
次の手順に従って、データベース・インスタンスを開始します。
次に示すように、Oracle Clusterwareスタックを2つのノードで停止します。
crsctl stop cluster
次に示すように、Oracle Clusterwareスタックを2つのノードで開始します。
crsctl start cluster
次に示すように、NICで障害が発生したノードAのデータベース・インスタンスを停止します。
srvctl stop instance -db db_unique_name -node A
次のコマンドをノードで別々に実行して、2つのノードでデータベースを開始します。
srvctl start instance -db db_unique_name -node B srvctl start instance -db db_unique_name -node A
インスタンスがノードBで開始されるまで、データベース・インスタンスはノードAで開始されません。