データ・マスキング・ジョブを設定し、その実行スケジュールするには、次の手順に従います。
インプレース・マスキング - 機密データを、指定したデータベースのマスクされたデータでインプレース置換します(通常、本番からコピーされます)。このオプションは、非本番環境のみで使用します。これは、「アクション」メニュー・オプションの「データベースのクローニング」(データベースをクローニングしてからデータをマスキングします)とは異なります。
ソースでのマスキング: Oracle Data Pumpを使用して、指定したソース・データベース(通常、本番)からマスクされたデータをエクスポートします。このオプションは、顧客データを変更しないため、本番環境で安全に実行されます。ただし、このオプションでは、マスキング操作の完了時に削除される一時表が作成されることに注意してください。
選択内容は、ラジオ・ボタンの下およびこのページの他のリージョンに表示されるチェック・ボックスのテキストに影響を及ぼします。
データ・マスク・オプション - 必要な情報を次のように指定します。
スクリプトの生成が完了した後、データ・マスキング・スクリプトはEnterprise Managerのリポジトリに格納されます。デフォルトでは、データ・マスキング・ジョブは、リポジトリからスクリプトを取得し、データベース・ホスト上の$ORACLE_HOME/dbs
ディレクトリに生成されたファイル名を使用してコピーします。スクリプト・ファイルの場所と名前フィールドで、デフォルトの場所と生成されたファイル名をオーバーライドできます。
ワークロード - 必要に応じて、SQLチューニング・セットをマスキングしてファイルを取得するオプションを選択します。ファイルを取得するファイルの場所を参照します。
マスキングによるSQL計画の変更の検出 - SQLパフォーマンス・アナライザを実行して、マスキングの影響を評価します。タスク名を指定し、対応するSQLチューニング・セットを参照します。
データ・エクスポート・オプション - 必要な情報を次のように指定します。
マスク・ダンプを保存するディレクトリを指定します。ドロップダウン・リストは、アクセス可能なディレクトリ・オブジェクトで構成されます。カスタムのディレクトリ・パスを選択することも可能です。外部ディレクトリを使用して処理を高速化する場合は、チェック・ボックスをクリックします。推奨されるデフォルト: DATA_FILE_DIR
。
デフォルトをオーバーライドする場合、適切な値を指定します。エクスポート・ファイルの名前を入力します。最大ファイル・サイズをMB単位で指定します。エクスポート・ジョブのために、アクティブな実行操作の最大スレッド数を指定します。これにより、リソース消費と経過時間のバランスを取ることができます。
ダンプ・ファイルの圧縮および暗号化を有効にするかどうかを選択します。該当する場合は、暗号化パスワードを入力して確認します。デフォルトでは、ログ・ファイルの生成が選択されています。
メッセージでは、ジョブがスケジュールされていることを確認します。ページをリフレッシュして、ジョブの結果を表示します。