次の手順では、データ・ディクショナリに関係が定義されていないパッケージ・アプリケーションでの、列間でのデータのマスキング方法について説明します。
パッケージ・アプリケーションの依存列をマスキングするには:
「データ検出およびモデリング」へ移動して、パッケージ・アプリケーション・スイートのメタデータ・コレクションを使用して、新しいアプリケーション・データ・モデル(ADM)を作成します。
メタデータ収集が完了してから、新しく作成されたADMを編集します。
「参照関係」タブから、「アクション」メニューを開き、「参照関係の追加」を選択します。
「参照関係の追加」ポップアップ・ウィンドウが表示されます。
必要な親キーおよび依存キー情報を選択します。
「列名」リストで、親キー列に関連付ける依存キー列を選択します。
「OK」をクリックして、参照関係をADMに追加します。
これで、新規依存列が参照関係リストに表示されます。
機密列の検出が完了したら、検索ジョブによって検出された列を確認し、必要に応じてそれらを機密または非機密としてマーク付けします。
機密としてマークされているとき、検出されたすべての機密列は、親と、親の他の子の列にも機密としてマーク付けします。このため、すべての関係を含むADMを最初に作成することをお薦めします。デフォルトでは、またはドライバの実行後、ADMが非正規化された関係を含むことはできません。これらは手動で追加する必要があります。
機密列の検出の詳細は、手順6を参照してください。
「データ・マスキング」へ移動して、新しいマスキング定義を作成します。
新しく作成したADMを選択して、「追加」をクリックしてから「検索」をクリックして、このADMの機密列を表示します。
検索結果に基づいて列を選択し、選択した列のフォーマットをインポートします。
Enterprise Managerで、プライバシ属性に準拠するフォーマットが表示されます。
フォーマットを選択し、スクリプトを生成します。
マスキング・スクリプトを実行します。
Enterprise Managerでは、生成されたスクリプトがターゲット・データベースで実行され、指定した列すべてがマスキングされます。