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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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3 分析タスクの作成

分析するSQLワークロードをSQLチューニング・セット(STS)に取得したら、SQLパフォーマンス・アナライザを実行して、システム変更がSQLパフォーマンスに与える影響を分析できます。SQLパフォーマンス・アナライザを実行するには、まずSQLパフォーマンス・アナライザのタスクを作成する必要があります。タスクは、SQLパフォーマンス・アナライザの完全な分析に関するすべてのデータがカプセル化されているコンテナです。SQLパフォーマンス・アナライザの分析は、2つ以上のSQL試行と1つの比較で構成されています。SQL試行は特定の環境条件下でSQLチューニング・セットの実行パフォーマンスを取得するもので、次のいずれかの方法でSQLパフォーマンス・アナライザを使用して自動的に生成できます。

SQLパフォーマンス・アナライザのタスクを作成する場合は、入力ソースとしてSQLチューニング・セットを選択する必要があります。このSQLチューニング・セットがSQL試行のテスト実行または実行計画生成のソースとして使用されます。このため、試行間のパフォーマンスの相違は、環境の相違が原因となります。詳細は、「SQLパフォーマンス・アナライザ・タスクの作成」を参照してください。

この章では、SQLパフォーマンス・アナライザのタスクの作成方法について説明します。内容は次のとおりです。

注意:

SQLパフォーマンス・アナライザを実行するための主要なインタフェースは、Oracle Enterprise Managerです。なんらかの理由でOracle Enterprise Managerを使用できない場合は、DBMS_SQLPA PL/SQLパッケージを使用してSQLパフォーマンス・アナライザを実行できます。

ヒント:

SQLパフォーマンス・アナライザを実行する前に、パフォーマンスの分析に使用するSQLワークロードを本番システムのSQLチューニング・セットに取得して、パフォーマンスの分析を実行するテスト・システムに転送します。詳細は、「SQLワークロードの取得」を参照してください。