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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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15.4.3.2 APIを使用したリプレイ・スケジュールへのワークロード取得の追加

この項では、DBMS_WORKLOAD_REPLAYパッケージを使用して、リプレイ・スケジュールにワークロード取得を追加および削除する方法を説明します。リプレイ・スケジュールにワークロード取得を追加する方法の詳細は、「ワークロード取得の追加」を参照してください。

リプレイ・スケジュールにワークロード取得を追加する前に、次の前提条件が満たされていることを確認します。

リプレイ・スケジュールにワークロード取得を追加するには、次の手順に従います。

  1. ADD_CAPTUREファンクションを使用します。

    DBMS_WORKLOAD_REPLAY.ADD_CAPTURE (
       capture_dir_name    IN VARCHAR2,
       start_delay_seconds IN NUMBER  DEFAULT 0,
       stop_replay         IN BOOLEAN DEFAULT FALSE,
       take_begin_snapshot IN BOOLEAN DEFAULT FALSE,
       take_end_snapshot   IN BOOLEAN DEFAULT FALSE,
       query_only          IN BOOLEAN DEFAULT FALSE)
    RETURN NUMBER;
    
    DBMS_WORKLOAD_REPLAY.ADD_CAPTURE (
       capture_dir_name    IN VARCHAR2,
       start_delay_seconds IN NUMBER,
       stop_replay         IN VARCHAR2,
       take_begin_snapshot IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',
       take_end_snapshot   IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',
       query_only          IN VARCHAR2 DEFAULT 'N')
    RETURN NUMBER;
    

    このファンクションでは、このリプレイ・スケジュール内でワークロード取得を識別する一意の識別子が返されます。

    参照:

    問合せのみのデータベース・リプレイについては、「問合せのみのデータベース・リプレイについて」を参照してください。

    注意:

    問合せのみのデータベース・リプレイはテスト環境でのみ使用され、実行されます。

    • 問合せのみのデータベース・リプレイを本番システムで使用しないでください。

    • 問合せのみのデータベース・リプレイ中に相違が起こる可能性があります。

  2. capture_dir_nameパラメータを上位レベルのリプレイ・ディレクトリにある取得したワークロードをポイントするディレクトリ・オブジェクト名に設定します。

    このディレクトリには、リプレイ・システムと同じデータベース・バージョンを実行しているシステムで前処理された有効なワークロード取得が含まれている必要があります。

  3. 任意指定の他のパラメータを適宜設定します。

    これらのパラメータの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

次の例に、SELECT文でADD_CAPTUREファンクションを使用して、リプレイ・スケジュールにpeak_wkldというワークロード取得を追加する方法を示します。

SELECT DBMS_WORKLOAD_REPLAY.ADD_CAPTURE ('peak_wkld')
  FROM dual;

リプレイ・スケジュールからワークロード取得を削除する場合、DBMS_WORKLOAD_REPLAYパッケージを使用することも可能です。

リプレイ・スケジュールからワークロード取得を削除するには、次の手順に従います。

  1. REMOVE_CAPTUREプロシージャを使用します。

    DBMS_WORKLOAD_REPLAY.REMOVE_CAPTURE (
       schedule_capture_number IN NUMBER);
    
  2. schedule_capture_numberパラメータを、このリプレイ・スケジュールのワークロード取得を識別する一意の識別子に設定します。

    この一意の識別子は、ワークロード取得がリプレイ・スケジュールに追加された際に、ADD_CAPTUREファンクションによって返された識別子と同じです。

関連項目:

  • ADD_CAPTUREファンクションの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

  • REMOVE_CAPTUREプロシージャの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。