この項では、DBMS_WORKLOAD_REPLAY
パッケージを使用して、リプレイ・スケジュールにワークロード取得を追加および削除する方法を説明します。リプレイ・スケジュールにワークロード取得を追加する方法の詳細は、「ワークロード取得の追加」を参照してください。
リプレイ・スケジュールにワークロード取得を追加する前に、次の前提条件が満たされていることを確認します。
ワークロード取得を追加するリプレイ・スケジュールが作成済です。
リプレイ・スケジュールの作成の詳細は、「APIを使用したリプレイ・スケジュールの作成」を参照してください。
リプレイ・スケジュールにワークロード取得を追加するには、次の手順に従います。
DBMS_WORKLOAD_REPLAY.ADD_CAPTURE ( capture_dir_name IN VARCHAR2, start_delay_seconds IN NUMBER DEFAULT 0, stop_replay IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, take_begin_snapshot IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, take_end_snapshot IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, query_only IN BOOLEAN DEFAULT FALSE) RETURN NUMBER;
DBMS_WORKLOAD_REPLAY.ADD_CAPTURE ( capture_dir_name IN VARCHAR2, start_delay_seconds IN NUMBER, stop_replay IN VARCHAR2, take_begin_snapshot IN VARCHAR2 DEFAULT 'N', take_end_snapshot IN VARCHAR2 DEFAULT 'N', query_only IN VARCHAR2 DEFAULT 'N') RETURN NUMBER;
このファンクションでは、このリプレイ・スケジュール内でワークロード取得を識別する一意の識別子が返されます。
参照:
問合せのみのデータベース・リプレイについては、「問合せのみのデータベース・リプレイについて」を参照してください。
注意:
問合せのみのデータベース・リプレイはテスト環境でのみ使用され、実行されます。
問合せのみのデータベース・リプレイを本番システムで使用しないでください。
問合せのみのデータベース・リプレイ中に相違が起こる可能性があります。
capture_dir_name
パラメータを上位レベルのリプレイ・ディレクトリにある取得したワークロードをポイントするディレクトリ・オブジェクト名に設定します。
このディレクトリには、リプレイ・システムと同じデータベース・バージョンを実行しているシステムで前処理された有効なワークロード取得が含まれている必要があります。
任意指定の他のパラメータを適宜設定します。
これらのパラメータの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
次の例に、SELECT
文でADD_CAPTURE
ファンクションを使用して、リプレイ・スケジュールにpeak_wkld
というワークロード取得を追加する方法を示します。
SELECT DBMS_WORKLOAD_REPLAY.ADD_CAPTURE ('peak_wkld') FROM dual;
リプレイ・スケジュールからワークロード取得を削除する場合、DBMS_WORKLOAD_REPLAY
パッケージを使用することも可能です。
リプレイ・スケジュールからワークロード取得を削除するには、次の手順に従います。
関連項目:
ADD_CAPTURE
ファンクションの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
REMOVE_CAPTURE
プロシージャの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。