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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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15.2.4.1 リプレイ・スケジュールの定義

リプレイ・スケジュールでは、1つまたは複数のワークロード取得を統合リプレイに追加し、取得のリプレイ開始順序を指定します。リプレイ・スケジュールは、統合リプレイを初期化する前に作成する必要があります。1回の統合リプレイには、複数のリプレイ・スケジュールを定義できます。リプレイの初期化時、既存のリプレイ・スケジュールの中から任意のものを選択できます。

リプレイ・スケジュールでは、2種類の操作が実行されます。

15.2.4.1.1 ワークロード取得の追加

リプレイ・スケジュールでは、最初に関係するワークロード取得がリプレイに追加されます。

リプレイ・スケジュールにワークロード取得が追加されると、そのワークロード取得を識別する一意の番号が返されます。ワークロード取得には、追加のたびに別の番号が割り当てられるので、複数回リプレイ・スケジュールに追加することが可能です。リプレイ・スケジュールでは、追加のたびに取得をコピーしてディスク領域を無駄にしないために、都度同じ取得ディレクトリをポイントします。

15.2.4.1.2 スケジュールの順序の追加

次いで、リプレイ・スケジュールには、関係するワークロード取得のリプレイ時開始順序が追加されます。

スケジュール順序では、リプレイ・スケジュールに追加された2つのワークロード取得の開始順序が定義されます。リプレイ・スケジュールには、複数のスケジュール順序を追加できます。たとえば、リプレイ・スケジュールにワークロード取得が3つ追加されているとします。追加した1つのスケジュール順序では、取得2は取得1が完了してから開始するよう指定します。別のスケジュール順序では、取得3は取得1が完了してから開始するよう指定します。この場合、取得2も取得3も取得1が完了するのを待機してから開始する必要があります。

リプレイ・スケジュールには、必ずしもスケジュール順序を含める必要はありません。この場合、リプレイ・スケジュール内の関係するすべてのワークロード取得は、統合リプレイの開始時に同時にリプレイが開始されます。