この項では、DBMS_WORKLOAD_REPLAY
パッケージを使用して統合リプレイを準備する方法を説明します。統合リプレイの準備の詳細は、「データベース統合リプレイの準備」を参照してください。
統合リプレイを準備する前に、次の前提条件が満たされていることを確認します。
「APIを使用したデータベース統合リプレイの初期化」で説明されているように、リプレイ・データが初期化済です。
「APIを使用した接続の再マッピング」で説明されているように、取得済の接続が再マッピング済です。
「APIを使用したユーザーの再マッピング」で説明されているように、ユーザーがマッピング済です。
ユーザーの再マッピングは任意です。ただし、リプレイ時にユーザーを再マッピングする予定の場合、統合リプレイを準備する前にそれが完了している必要があります。
統合リプレイの準備では、次の操作が実行されます。
同期モード(またはCOMMIT
順序)、セッションの接続率およびセッションのリクエスト率などのリプレイ・オプションが指定されます。
データベースがリプレイ・モードになります。
リプレイ・クライアントの起動が有効になります。
注意:
データベース統合リプレイでは、非同期モードおよびOBJECT_ID
ベースの同期しかサポートされていません。SCNベースの動機は、現在はサポートされていません。
統合リプレイを準備するには、次の手順に従います。
PREPARE_CONSOLIDATED_REPLAY
プロシージャを使用します。
DBMS_WORKLOAD_REPLAY.PREPARE_CONSOLIDATED_REPLAY ( synchronization IN VARCHAR2 DEFAULT 'OBJECT_ID', connect_time_scale IN NUMBER DEFAULT 100, think_time_scale IN NUMBER DEFAULT 100, think_time_auto_correct IN BOOLEAN DEFAULT TRUE, capture_sts IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, sts_cap_interval IN NUMBER DEFAULT 300);
これらのパラメータおよびその設定方法の詳細は、「リプレイ・オプションの指定」を参照してください。
注意:
PREPARE_CONSOLIDATED_REPLAY
プロシージャを使用する場合、synchronization
を必ずfalse
に設定してください。
関連項目:
PREPARE_CONSOLIDATED_REPLAY
プロシージャの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。