この項では、DBMS_WORKLOAD_REPLAY
パッケージを使用して、統合リプレイのためにユーザーを再マッピングする方法を説明します。ユーザーの再マッピングの詳細は、「データベース統合リプレイ用のユーザーの再マッピング」を参照してください。
ユーザーを再マッピングする前に、次の前提条件が満たされていることを確認します。
「APIを使用したデータベース統合リプレイの初期化」で説明されているように、リプレイ・データが初期化済です。
データベースが、リプレイ・モードの状態ではありません。
ユーザーを再マッピングするには、次の手順に従います。
DBMS_WORKLOAD_REPLAY.SET_USER_MAPPING ( schedule_cap_id IN NUMBER, capture_user IN VARCHAR2, replay_user IN VARCHAR2);
schedule_capture_id
パラメータを、現在のリプレイ・スケジュールに関係するワークロード取得に設定します。
schedule_capture_id
パラメータは、「APIを使用したリプレイ・スケジュールへのワークロード取得の追加」で説明されているように、ワークロード取得をリプレイ・スケジュールに追加した際に返された一意の識別子です。
capture_user
パラメータを、ワークロードの取得時に取得したユーザーまたはスキーマのユーザー名に設定します。
replay_user
パラメータを、リプレイ時に取得済ユーザーが再マッピングされている新しいユーザーまたはスキーマのユーザー名に設定します。
パラメータがNULL
に設定されている場合、マッピングは無効です。
この例では、1001
のワークロード取得のリプレイ中に、取得中に使用されたPROD
ユーザーをTEST
ユーザーに再マッピングする方法を示します。
EXEC DBMS_WORKLOAD_REPLAY.SET_USER_MAPPING (1001, 'PROD', 'TEST');
関連項目:
SET_USER_MAPPING
プロシージャの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。