ワークロード・インテリジェンスのレポートを生成するには、GenerateReport
プログラムを使用します。GenerateReport
は、ワークロード・インテリジェンスの結果を示すレポートを生成するJavaプログラムです。ワークロード・インテリジェンスのレポートは、ワークロード内のパターンを示すHTMLページです。
GenerateReport
プログラムでは、次の構文を使用します。
java oracle.dbreplay.workload.intelligence.GenerateReport -cstr connection_string -user username -job job_name -top top_patterns -out filename java oracle.dbreplay.workload.intelligence.GenerateReport -version java oracle.dbreplay.workload.intelligence.GenerateReport -usage
-cstr
ワークロード・インテリジェンスが実行に必要な情報と中間結果を格納するデータベースへのJDBC接続文字列を指定します(例: jdbc:oracle:thin@hostname:portnum:ORACLE_SID
)。
-user
データベース・ユーザー名を指定します。ユーザーには、ワークロード・インテリジェンスを使用する特定の権限が必要です。
適切な権限を持つデータベース・ユーザーの作成方法の詳細は、「ワークロード・インテリジェンスのデータベース・ユーザーの作成」を参照してください。
-job
ワークロード・インテリジェンスのジョブを一意に識別する名前を指定します。
-top
レポートに示すパターン数を示す数値を指定します。パターンは、様々な基準で(実行回数、データベース時間および長さ)でソートされており、定義した上位の結果数のみが表示されます。この値の指定は任意ですが、デフォルト値は10
です。
-out
レポートが格納されるファイルの名前(HTML形式)を指定します。この値の指定は任意ですが、デフォルト値には、-job
オプションで指定したジョブ名が使用されます。
-version
GenerateReport
プログラムのバージョン情報を示します。
-usage
GenerateReport
プログラムのコマンドライン・オプション情報を示します。
例14-5に、GenerateReport
プログラムを使用し、ワークロード・インテリジェンスのレポートを生成する方法を示します。
例14-5 ワークロード・インテリジェンス・レポートの生成
java -classpath $ORACLE_HOME/rdbms/jlib/dbrintelligence.jar: $ORACLE_HOME/rdbms/jlib/dbrparser.jar: $ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc6.jar: oracle.dbreplay.workload.intelligence.GenerateReport -job wijobsales -cstr jdbc:oracle:thin:@myhost:1521:orcl -user workintusr -top 5 -out wijobsales.html