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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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14.2.4 ワークロード内のパターンの識別

ワークロード内のパターンを識別するには、FindPatternsプログラムを使用します。FindPatternsは、取得済ワークロード(このデータは、LoadInfoプログラムで生成される必要があります)およびこれに対応するワークロード・モデル(このワークロード・モデルは、BuildModelプログラムで生成される必要があります)からデータを読み取り、ワークロードで発生した頻繁に出現するテンプレート・パターンを識別するJavaプログラムです。

FindPatternsプログラムでは、次の構文を使用します。

java oracle.dbreplay.workload.intelligence.FindPatterns -cstr connection_string -user username -job job_name -t threshold

java oracle.dbreplay.workload.intelligence.FindPatterns -version

java oracle.dbreplay.workload.intelligence.FindPatterns -usage

FindPatternsプログラムでは、次のオプションをサポートします。

  • -cstr

    ワークロード・インテリジェンスが実行に必要な情報と中間結果を格納するデータベースへのJDBC接続文字列を指定します(例: jdbc:oracle:thin@hostname:portnum:ORACLE_SID)。

  • -user

    データベース・ユーザー名を指定します。ユーザーには、ワークロード・インテリジェンスを使用する特定の権限が必要です。

    適切な権限を持つデータベース・ユーザーの作成方法の詳細は、「ワークロード・インテリジェンスのデータベース・ユーザーの作成」を参照してください。

  • -job

    ワークロード・インテリジェンスのジョブを一意に識別する名前を指定します。

  • -t

    あるテンプレートから次のテンプレートへの移行が同じパターン内であるか、2つのパターンの境界にあるかを定義する際のしきい値とする確率を指定します。有効な値は、[0.0, 1.0]の範囲の実数です。これは任意指定の値ですが、デフォルト値は0.5です。

  • -version

    FindPatternsプログラムのバージョン情報を示します。

  • -usage

    FindPatternsプログラムのコマンドライン・オプション情報を示します。

例14-4に、FindPatternsプログラムを使用し、ワークロード内のよく出現するパターンを識別する方法を示します。

例14-4 ワークロード内のパターンの識別

java -classpath $ORACLE_HOME/rdbms/jlib/dbrintelligence.jar:
$ORACLE_HOME/rdbms/jlib/dbrparser.jar:
$ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc6.jar:
oracle.dbreplay.workload.intelligence.FindPatterns -job wijobsales -cstr
jdbc:oracle:thin:@myhost:1521:orcl -user workintusr -t 0.2