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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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8.1.4.2 APIを使用したリリース9.xおよび10.1からのデータベースのアップグレードのテスト

この項では、APIを使用してOracle Databaseリリース9.xおよび10.1からのデータベースのアップグレードをテストする方法を説明します。

リリース9.xおよび10.1からのデータベースのアップグレードをテストするには、次の手順に従います。

  1. SQLパフォーマンス・アナライザを実行しているシステムで、分析タスクを作成します。

  2. 次のパラメータを使用して、EXECUTE_ANALYSIS_TASKプロシージャを呼び出すことにより、SQLチューニング・セット内の実行計画および実行時の統計からアップグレード前のSQL試行を構築します。

    • task_nameパラメータを、実行するSQLパフォーマンス・アナライザのタスクの名前に設定します。

    • execution_typeパラメータをCONVERT SQLSETに設定し、SQLチューニング・セット内の統計を試行実行として処理するようにSQLパフォーマンス・アナライザに指示します。

    • execution_nameパラメータを使用して、実行を識別するための名前を指定します。指定しなかった場合、SQLパフォーマンス・アナライザによってタスク実行の名前が自動的に生成されます。

    次の例では、my_spa_taskというSQLパフォーマンス・アナライザのタスクを試行実行として実行します。

    EXEC DBMS_SQLPA.EXECUTE_ANALYSIS_TASK(task_name => 'my_spa_task', -
           execution_type => 'CONVERT SQLSET', - 
           execution_name => 'my_trial_9i');
    
  3. EXECUTE_ANALYSIS_TASKプロシージャを使用して、実行計画またはテスト実行を行い、アップグレード後のSQL試行を構築します。

    • execution_typeパラメータをEXPLAIN PLANまたはTEST EXECUTEに設定します。

      • EXPLAIN PLANを使用することを選択した場合、実行計画のみが生成されます。その後の比較では、パフォーマンスの変更に関して結論を出さずに、変更済の計画のリストを生成することのみが可能になります。

      • TEST EXECUTEを使用することを選択した場合、SQLワークロードは完了するまで実行されます。これにより、テスト・システムから生成された統計と実行計画を使用して、アップグレード後のSQL試行が効果的に作成されます。ソースでSQL実行計画およびパフォーマンス・データを取得する場合は、より正確な分析を行えるように、TEST EXECUTEを使用することをお薦めします。

    • DATABASE_LINKタスク・パラメータをDBMS_SQLPAパッケージのEXECUTE権限およびテスト・システムのADVISOR権限を持つユーザーに接続しているパブリック・データベース・リンクのグローバル名に設定します。

    次の例では、データベース・リンクを介してSQL文のテスト実行をリモートで行います。

    EXEC DBMS_SQLPA.EXECUTE_ANALYSIS_TASK(task_name => 'my_spa_task', -
           execution_type => 'TEST EXECUTE', - 
           execution_name => 'my_remote_trial_10g', -
           execution_params => dbms_advisor.arglist('database_link',
                                                    'LINK.A.B.C.BIZ.COM'));
    

関連項目: