プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

19.5.2.2 カテゴリの定義

次の項では、これらの定義の異なるカテゴリについて説明します。

デフォルトでは、これらのマスキング・フォーマットは、ハイフン(-)形式などの異なるフォーマット・スタイルでも使用できます。フォーマット・スタイルは、必要に応じて変更できます。

19.5.2.2.1 クレジット・カード番号

デフォルトで、フォーマット・ライブラリには、クレジット・カード用の異なるフォーマットが多数用意されています。これらのフォーマットにより生成されたクレジット・カード番号は、アプリケーションによる標準的なクレジット・カード検証テストに合格するため、有効なクレジット・カード番号を装うことができます。

次のようなクレジット・カード・フォーマットを使用できます。

  • MasterCard番号

  • Visaカード番号

  • American Expressカード番号

  • Discover Card番号

  • 任意のクレジット・カード番号(すべてのタイプのカードに属するクレジット・カード番号)

クレジット・カード番号を格納するために、次のような異なるスタイルを使用できます。

  • 番号のみ

  • 4桁ごとに空白を挿入

  • 4桁ごとにハイフン(-)を挿入、など

マスキングされた値に特定のフォーマット・スタイルを適用するには、DM_FMTLIBパッケージのDM_CC_FORMAT変数を設定します。パッケージをインストールするには、「DM_FMTLIBパッケージのインストール」を参照してください。

19.5.2.2.2 米国社会保障番号

デフォルトで、有効な米国社会保障番号(SSN)を生成できます。これらのSSNは、有効なSSNを検証する通常のアプリケーション・テストに合格します。

DM_FMTLIBパッケージのDM_SSN_FORMAT変数を設定すると、フォーマット・スタイルを変更できます。たとえば、この変数を「-」に設定すると、一般的な社会保障番号は「123-45-6789」のように示されます。

19.5.2.2.3 ISBN番号

フォーマット・ライブラリを使用して、10桁または13桁のISBN番号を生成できます。これらの番号は、標準的なISBN番号検証テストに合格します。これらのISBN番号は、事実上すべてランダムです。他のフォーマット定義と同様に、DM_ISBN_FORMATに値を設定することでISBNフォーマットのスタイルを調整できます。

19.5.2.2.4 UPC番号

フォーマット・ライブラリを使用して、有効なUPC番号を生成できます。これらの番号は、有効なUPC番号を検証する標準的なテストに合格します。DM_FMTLIBパッケージのDM_UPC_FORMAT値を設定すると、フォーマット・スタイルを変更できます。

19.5.2.2.5 カナダの社会保険番号

フォーマット・ライブラリを使用して、有効なカナダ社会保険番号(SIN)を生成できます。これらの番号は、カナダSIN番号を検証する標準的なテストに合格します。フォーマット・スタイルを調整するには、DM_FMTLIBパッケージのDM_CN_SIN_FORMAT値を設定します。

19.5.2.2.6 北米電話番号

デフォルトで、フォーマット・ライブラリには、米国およびカナダの様々な電話番号が用意されています。これらは、見かけ上有効で現実的な番号であり、アプリケーションで採用されている標準的な電話番号検証テストに合格します。次のタイプの番号を生成できます。

  • 任意の北米電話番号

  • 任意のカナダ電話番号

  • 任意の米国電話番号

19.5.2.2.7 英国の国民保険番号

フォーマット・ライブラリを使用すると、有効な一意のイギリスの国民保険番号(NIN)をランダムに生成できます。これらの番号は、イギリスのNIN番号を検証する標準的なテストに合格します。一般的な保障番号は、GR 12 56 34 RSなどのように表示されます。

19.5.2.2.8 自動マスク

このフォーマットでは、データのフォーマットおよび長さを維持しながら、特殊文字を含む文字および数字をABCD_343-ddgからFHDT_657-tteへなど、マスキングされた文字および数字にスクランブルします。