用途
@
コマンドを使用すると、指定したパス名のオペレーティング・システム・ファイルに格納されている一連のRMANコマンドを実行できます。
注意:
ファイルには、完全なRMANコマンドを記述する必要があります。コマンドの一部のみを記述すると、構文エラーが発生します。
使用上の注意
RMANでは、@コマンドのかわりにそのファイルの内容が入力されたものとして、ファイルを処理します。例2-3に示すように、コマンド・ファイル内に置換変数を指定し、実行時にそのコマンド・ファイルに値を渡すことができます。
関連項目:
RMANで置換変数を使用する方法については、「RMAN」
を参照してください。
セマンティクス
構文要素 | 説明 |
---|---|
|
たとえば、コマンド・ファイルの名前を ファイルの拡張子は任意のものを指定できます(拡張子はなくても有効です)。文字列の前後を引用符で囲んだり、 |
例
例2-1 オペレーティング・システムのコマンドラインからのコマンド・ファイルの実行
次の例では、RMANコマンド・ファイルを作成し、それをオペレーティング・システムのコマンドラインから実行します。
% echo "BACKUP DATABASE;" > backup_db.rman % rman TARGET / @backup_db.rman
例2-2RMANでのコマンド・ファイルの実行
次の例は、コマンド・ファイルを、RMANプロンプトから実行する方法とRUN
コマンド内から実行する方法を示しています。ユーザー入力のテキストは太字で示しています。
RMAN> @backup_db.rman RMAN> RUN { 2> @backup_db.rman 3> backup database; 4> **end-of-file** 5> }