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Oracle® Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス
12cリリース1 (12.1)
B71298-08
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HOST

用途

HOSTコマンドを使用すると、RMAN内からオペレーティング・システムのコマンドラインのサブ・シェルを呼び出すことができます。

前提条件

このコマンドは、RUNコマンドのカッコ内またはRMANプロンプトで実行してください。

セマンティクス

構文要素 説明

HOST

コマンド・プロンプトを表示し、ユーザーがサブシェルを終了すると再開します(例2-101を参照)。

   'command'

指定文字列内のコマンドを実行し、継続します(例2-102を参照)。

例2-101 バックアップ内でのオペレーティング・システムへの切替え

この例では、データファイル3のイメージ・コピーを作成し、Linuxのプロンプトに切り替えて、コピーがディレクトリにあるかどうかをチェックしてから、RMANセッションを再開します(Linuxセッションの出力は太字のインデント付きで表示されています)。

RMAN> BACKUP DATAFILE 3 FORMAT '/disk2/df3.cpy';

Starting backup at 15-FEB-13
using channel ORA_DISK_1
channel ORA_DISK_1: starting full datafile backup set
channel ORA_DISK_1: specifying datafile(s) in backup set
input datafile file number=00003 name=/disk1/oracle/oradata/prod/undotbs01.d bf
channel ORA_DISK_1: starting piece 1 at 15-FEB-13
channel ORA_DISK_1: finished piece 1 at 15-FEB-13
piece handle=/disk2/df3.cpy tag=TAG20130215T111326 comment=NONE
channel ORA_DISK_1: backup set complete, elapsed time: 00:00:01
Finished backup at 15-FEB-13

RMAN> HOST;

% ls /disk2/df3.copy
/disk2/df3.cpy
% exit
exit
host command complete

RMAN>

例2-102 RMAN内でのオペレーティング・システム・コピーの実行

この例では、データファイルsystem01.dbfのバックアップを作成してから、Linuxのlsコマンドを実行して、/disk2ディレクトリのすべてのファイルを表示します。

BACKUP DATAFILE '?/oradata/prod/system01.dbf'
  FORMAT '/disk2/system01.dbf';
HOST 'ls -lt /disk2/*';