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Oracle® Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス
12cリリース1 (12.1)
B71298-08
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SQL

用途

SQLコマンドを使用すると、SQLコマンドとPL/SQLプロシージャを実行できます。SQLコマンドを引用符で囲む必要がなく、「SQL」を接頭辞として付ける必要もないため、このコマンドはOracle Database 11.2以下のリリースの場合よりも使用しやすくなっています。元の構文については、「SQL (引用符)」を参照してください。

関連項目:

『Oracle Database SQL言語リファレンス』

前提条件

ありません。

(sqlKeyword::=, allSqlKeywords::=

sqlKeyword::=

allSqlKeywords::=

sqlKeyword::=

セマンティクス

sqlcommand::=

構文要素 説明

SQL CATALOG

SQLコマンドをカタログ・データベースで実行します。

SQL CHANNEL 'channel_id'

SQLコマンドを名前付きチャネルで実行します。

TARGET

SQLコマンドをターゲット・データベースで実行します。

sql syntax

RMANが処理のためにSQLに送信する、指定されたキーワードに適したSQL構文。『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

BEGIN

PL/SQLブロックの本体を指定します。

DECLARE

PL/SQLブロックの宣言部を指定します。

plsql statement

RMANが処理のためにSQLに送信する、PL/SQL文またはブロック。バインド変数はサポートされておらず、実行エラーが発生する原因になります。出力は表示できません。

lone /

1行内の最初で唯一の文字としての単一のスラッシュ(/)。

sqlKeyword::=

sqlkeyword句は、RMANで実行できるSQLコマンドをリストします。SQL構文については、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。例外については、次の表を参照してください。

構文要素 説明

ALTER

RMANのALTER DATABASEコマンドにかわり、SQLのALTERコマンドの完全な機能を提供します。

DELETE FROM

SQLのDELETEコマンドを実行する場合はFROMキーワードを必要とし、それ以外の場合は、RMANのDELETEコマンドを実行します。

DROP DATABASE

RMANのDROP DATABASEコマンドを実行します。

FLASHBACK

RMANのFLASHBACK DATABASEコマンドを実行します。

SELECT

次に示す列幅を使用して戻された行を表示します。

  • 数字: 10文字
  • 文字列: 最大長
  • LONG: 80文字

数値型とLONG型の列の表示サイズを変更するには、SQLのSETコマンドを使用します。他のコマンドやオプションは、出力の書式設定に使用できません。

バインド変数はサポートされておらず、実行エラーが発生する原因になります。INTO句は無視されます。

allSqlKeywords::=

allSqlKeywords句はSQLキーワードの後に配置され、SQLコマンドとRMANコマンド間のあいまいさを排除します。

構文要素 説明

DELETE

SQLのDELETEコマンドを実行します。

DROP DATABASE

SQLのDROP DATABASEコマンドを実行します。

FLASHBACK

SQLのFLASHBACKコマンドを実行します。

例3-61 データファイルの追加

この例では、USERS表領域にデータファイルを追加します。

RMAN> ALTER TABLESPACE users ADD DATAFILE '/disk1/oradata/users02.dbf' SIZE 1M AUTOEXTEND ON NEXT 10K MAXSIZE 2M;
 
Statement processed

例3-62 表の問合せ

この例では、V$DATABASE動的パフォーマンス・ビューから列を選択します。

RMAN> SELECT dbid FROM v$database;
 
using target database control file instead of recovery catalog
      DBID
----------
3152825380

例3-63 ディレクトリの作成

この例では、DEST_DIRディレクトリを作成します。

RMAN> CREATE DIRECTORY dest_dir AS '/usr/admin/destination';
 
Statement processed