プロパティ | 説明 |
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パラメータ・タイプ |
大整数 |
構文 |
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デフォルト値 |
Oracle ASMを使用してデータベース・インスタンスを処理するときの考慮事項については、「SHARED_POOL_SIZEと自動ストレージ管理」を参照。 |
変更可能 |
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PDBで変更可能 |
いいえ |
値の範囲 |
最小値: グラニュル・サイズ 最大値: オペレーティング・システム依存 |
基本 |
いいえ |
SHARED_POOL_SIZE
には、共有プールのサイズ(バイト)を指定します。共有プールには、共有カーソル、ストアド・プロシージャおよび制御構造などの構造が含まれます。PARALLEL_AUTOMATIC_TUNING
をfalse
に設定している場合、共有プールからパラレル実行メッセージ・バッファが割り当てられます。値を大きくするほど、マルチユーザー・システムでのパフォーマンスが改善されます。値が小さいほど、使用されるメモリーは少なくなります。
共有プールの使用率は、ビューV$SGASTAT
を問い合せることにより監視できます。
関連項目:
このパラメータの設定の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
SHARED_POOL_SIZEと自動ストレージ管理
Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)を使用しているデータベース・インスタンスでは、エクステント・マップを保存するための追加のメモリーが必要です。一般的なガイドラインとして、次の問合せの値を集計して、すでにOracle ASM上にあるか、これからOracle ASMに格納される、現行のデータベース記憶域サイズを取得できます。次に、使用されている(またはこれから使用される)冗長タイプを判断し、集計した値を入力として使用して、SHARED_POOL_SIZE
の値を計算します。
SELECT SUM(BYTES)/(1024*1024*1024) FROM V$DATAFILE; SELECT SUM(BYTES)/(1024*1024*1024) FROM V$LOGFILE a, V$LOG b WHERE a.group#=b.group#; SELECT SUM(BYTES)/(1024*1024*1024) FROM V$TEMPFILE WHERE status='ONLINE';
また、次のガイドラインに注意してください。
外部冗長性を使用するディスク・グループの場合:
(100GBの領域ごとに1MBの追加共有プールが必要)+ 2MB
通常の冗長性を使用するディスク・グループの場合:
(50GBの領域ごとに1MBの追加共有プールが必要)+ 4MB
高冗長性を使用するディスク・グループの場合:
(33GBの領域ごとに1MBの追加共有プールが必要)+ 6MB