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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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8.36 V$LOCK

V$LOCKは、現在Oracle Databaseによって保持されているロック、およびロックまたはラッチに対する未処理の要求を示します。

データ型 説明

ADDR

RAW(4 | 8)

ロック・ステート・オブジェクトのアドレス

KADDR

RAW(4 | 8)

ロックのアドレス

SID

NUMBER

ロックを保持または取得しているセッションの識別子

TYPE

VARCHAR2(2)

ユーザーまたはシステム・ロックの型

ユーザー型のロックは、ユーザー・アプリケーションによって取得される。他のプロセスの障害となっているプロセスは、これらのロックの1つを保持している場合がある。ユーザー型のロックは、次のとおり。

TM - DMLエンキュー

TX - トランザクション・エンキュー

UL - ユーザーが提供

システム型のロックは表8-1を参照。ただし、一部の種類のロックは記述されていない。現在のリリースのすべてのロックについては、V$LOCK_TYPEで説明されているV$LOCK_TYPEデータ・ディクショナリ・ビューを参照。

ID1

NUMBER

ロック識別子#1(型によって異なる)

ID2

NUMBER

ロック識別子#2(型によって異なる)

LMODE

NUMBER

セッションがロックを保持するロック・モード:

  • 0 - なし

  • 1 - Null (NULL)

  • 2 - 行共有(SS)

  • 3 - 行排他(SX)

  • 4 - 共有(S)

  • 5 - 共有/行排他(SSX)

  • 6 - 排他(X)

REQUEST

NUMBER

プロセスがロックを要求するロック・モード:

  • 0 - なし

  • 1 - Null (NULL)

  • 2 - 行共有(SS)

  • 3 - 行排他(SX)

  • 4 - 共有(S)

  • 5 - 共有/行排他(SSX)

  • 6 - 排他(X)

CTIME

NUMBER

カレント・モードが付与されてから経過した時間

BLOCK

NUMBER

該当するロックが他のプロセスをブロックしているかどうかを示す。有効な値は、次のとおりです。

  • 0 - ロックが他のプロセスをブロックしていない。

  • 1 - ロックが他のプロセスをブロックしている。

  • 2 - ロックはローカル・ノードの他のプロセスをブロックしていないが、リモート・ノードのプロセスをブロックしているかどうかが不明。この値はOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)構成(シングル・インスタンス構成以外)でのみ使用されます。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

表8-1 TYPE列の値: システム型

システム・タイプ 説明 システム・タイプ 説明

AE

エディション・エンキュー

MR

メディア・リカバリ

AT

ALTER TABLE文用に保持されているロック

NA..NZ

ライブラリ・キャッシュ確保インスタンス(A..Z=ネームスペース)

BL

バッファ・ハッシュ表インスタンス

PF

パスワード・ファイル

CF

制御ファイル・スキーマ・グローバル・エンキュー

PI、PS

パラレル操作

CI

インスタンス間ファンクション起動インスタンス

PR

プロセス起動

CU

カーソル・バインド

QA..QZ

行キャッシュ・インスタンス(A..Z=キャッシュ)

DF

データ・ファイル・インスタンス

RT

REDOスレッド・グローバル・エンキュー

DL

ダイレクト・ローダー・パラレル索引作成

SC

システム変更番号インスタンス

DM

マウント/起動dbプライマリ/セカンダリ・インスタンス

SM

SMON

DR

分散リカバリ・プロセス

SN

順序番号インスタンス

DX

分散トランザクション・エントリ

SQ

順序番号エンキュー

FS

ファイル・セット

SS

ソート・セグメント

HW

特定のセグメントの領域管理操作

ST

領域トランザクション・エンキュー

IN

インスタンス番号

SV

順序番号値

IR

インスタンス・リカバリ直列化グローバル・エンキュー

TA

総称エンキュー

IS

インスタンス状態

TS

一時セグメント・エンキュー(ID2=0)

IV

ライブラリ・キャッシュ無効化インスタンス

TS

新規ブロック割当てエンキュー(ID2=1)

JQ

ジョブ・キュー

TT

一時表エンキュー

KK

スレッド・キック

UN

ユーザー名

LA .. LP

ライブラリ・キャッシュ・ロック・インスタンス・ロック(A..P=ネームスペース)

US

UNDOセグメントDDL

MM

マウント定義グローバル・エンキュー

WL

書込み中REDOログ・インスタンス