この章では、CSWについて、クライアントとの関係およびデータベース・サーバーとの関係も含めて説明します。CSWはJava Webアプリケーションとして実装され、WebLogic 12.1.3以降でデプロイできます。必要なJavaバージョンはJDK 1.8以降です。
CSWにはメタデータ層があります。この層では、カタログ・リクエストへの応答で必要とされるメタデータがデータベースに格納されます。メタデータには空間列が含まれており、Oracle Spatial and Graphインタフェースを使用して空間列の問合せおよび処理が可能です。メタデータには、レコードの非空間属性と空間属性の関連付け、およびカタログ・サービスからクライアントに提供されるサービスも格納されます。
図16-1に、CSWのアーキテクチャを示します。
次に、図16-1について説明します。
CSWは中間層のコンテナの一部です。
CSWでは、SOAP/XML/KVP形式のCSWリクエストおよびレスポンスを使用して、Webサービス・クライアントと通信できます。
CSWでは、データベースに対するJDBCコールを介して空間データおよびメタデータへのアクセスが実行されます。
データベースには、CSWのメタデータおよびデータとともにOracle Spatial and Graphが含まれます。