書式
SDO_LRS.CLIP_GEOM_SEGMENT( geom_segment IN SDO_GEOMETRY, start_measure IN NUMBER, end_measure IN NUMBER, tolerance IN NUMBER DEFAULT 1.0e-8 ) RETURN SDO_GEOMETRY;
または
SDO_LRS.CLIP_GEOM_SEGMENT( geom_segment IN SDO_GEOMETRY, dim_array IN SDO_DIM_ARRAY, start_measure IN NUMBER, end_measure IN NUMBER ) RETURN SDO_GEOMETRY;
説明
ジオメトリ・セグメントをクリップした結果のジオメトリ・オブジェクトを戻します。
注意:
SDO_LRS.CLIP_GEOM_SEGMENTおよびSDO_LRS.DYNAMIC_SEGMENTはシノニムであり、両方のファンクションのパラメータ、動作および戻り値は同じです。
パラメータ
線形フィーチャの地図的表現を指定します。
geom_segment
に対応する次元情報の配列を指定します。通常、xxx_SDO_GEOM_METADATAビューの1つから選択します(「ジオメトリのメタデータ・ビュー」を参照)。
ジオメトリ・セグメントの開始メジャーを指定します。
ジオメトリ・セグメントの終了メジャーを指定します。
許容差を指定します(「許容差」および「LRSファンクションの許容差」を参照)。デフォルト値は0.00000001です。
使用上の注意
geom_segment
、start_measure
またはend_measure
が無効な場合は例外が発生します。
ジオメトリ・セグメント上の任意の点を、start_measure
およびend_measure
に指定できます。これらの点は、特定の順序に従う必要はありません。たとえば、start_measure
とend_measure
は、5と10、または10と5に指定できます。
結果のジオメトリ・セグメントの方向およびメジャーは保持されます(元のセグメントが反映されます)。
このファンクションは_3D 形式(SDO_LRS.CLIP_GEOM_SEGMENT_3D)が使用可能です。LRSファンクションの3D形式については、「LRSファンクションの3D形式」を参照してください。
ジオメトリ・セグメントのクリップについては、「ジオメトリ・セグメントのクリップ」を参照してください。
例
次の例では、ジオメトリ・セグメントRoute 1をクリップして、メジャー5から10のセグメントを戻します。このセグメントは、建設区域を表します。(例では、「LRSファンクションの例」の例の定義を使用しています。)
SELECT SDO_LRS.CLIP_GEOM_SEGMENT(route_geometry, 5, 10) FROM lrs_routes WHERE route_id = 1; SDO_LRS.CLIP_GEOM_SEGMENT(ROUTE_GEOMETRY,5,10)(SDO_GTYPE, SDO_SRID, SDO_POINT(X, -------------------------------------------------------------------------------- SDO_GEOMETRY(3302, NULL, NULL, SDO_ELEM_INFO_ARRAY(1, 2, 1), SDO_ORDINATE_ARRAY( 5, 4, 5, 8, 4, 8, 10, 4, 10))