書式
SDO_LRS.CONVERT_TO_LRS_DIM_ARRAY( dim_array IN SDO_DIM_ARRAY [, lower_bound IN NUMBER, upper_bound IN NUMBER, tolerance IN NUMBER] ) RETURN SDO_DIM_ARRAY; or SDO_LRS.CONVERT_TO_LRS_DIM_ARRAY( dim_array IN SDO_DIM_ARRAY, dim_name IN VARCHAR2 [, lower_bound IN NUMBER, upper_bound IN NUMBER, tolerance IN NUMBER] ) RETURN SDO_DIM_ARRAY; or SDO_LRS.CONVERT_TO_LRS_DIM_ARRAY( dim_array IN SDO_DIM_ARRAY, dim_name IN VARCHAR2, dim_pos IN INTEGER [, lower_bound IN NUMBER, upper_bound IN NUMBER, tolerance IN NUMBER] ) RETURN SDO_DIM_ARRAY;
説明
メジャー次元を作成して、標準の次元配列をLRS次元配列に変換します。
パラメータ
変換するレイヤー(ジオメトリの列)に対応する次元情報の配列を指定します。通常、xxx_SDO_GEOM_METADATAビューの1つから選択します(「ジオメトリのメタデータ・ビュー」を参照)。
メジャー次元の名前(特に指定がないかぎり、M
)を指定します。
メジャー次元の位置(特に指定がないかぎり、SDO_DIM_ARRAY内の最後のSDO_DIM_ELEMENTオブジェクトの位置)を指定します。
メジャー次元の縦座標の下限(SDO_DIM_ELEMENT定義のSDO_LB値)を指定します。
メジャー次元の縦座標の上限(SDO_DIM_ELEMENT定義のSDO_UB値)を指定します。
許容差を指定します(「許容差」および「LRSファンクションの許容差」を参照)。デフォルト値は0.00000001です。
使用上の注意
このファンクションは、メジャー次元を作成して、標準の次元配列をLRS次元配列に変換します。具体的には、SDO_DIM_ELEMENTオブジェクトを(他のdim_pos
を指定しないかぎり)次元配列のSDO_DIM_ARRAYにある現行のSDO_DIM_ELEMENTオブジェクトの最後に追加し、追加したSDO_DIM_ELEMENTのSDO_DIMNAME値を(他のdim_name
を指定しないかぎり)Mに設定します。upper_bound
、lower_bound
およびtolerance
パラメータの値に従って、追加したSDO_DIM_ELEMENTの別の値を設定します。
dim_array
がすでに次元情報を含む場合は、dim_array
が戻されます。
このファンクションは_3D 形式(SDO_LRS.CONVERT_TO_LRS_DIM_ARRAY_3D)が使用可能です。LRSファンクションの3D形式については、「LRSファンクションの3D形式」を参照してください。
変換ファンクションの詳細は、「LRSジオメトリの変換」を参照してください。
例
次の例では、LRS_ROUTES表の次元配列をLRSフォーマットに変換します。(例では、「LRSファンクションの例」の例の定義を使用しています。)
SELECT SDO_LRS.CONVERT_TO_LRS_DIM_ARRAY(m.diminfo) FROM user_sdo_geom_metadata m WHERE m.table_name = 'LRS_ROUTES' AND m.column_name = 'ROUTE_GEOMETRY'; SDO_LRS.CONVERT_TO_LRS_DIM_ARRAY(M.DIMINFO)(SDO_DIMNAME, SDO_LB, SDO_UB, SDO_TOL -------------------------------------------------------------------------------- SDO_DIM_ARRAY(SDO_DIM_ELEMENT('X', 0, 20, .005), SDO_DIM_ELEMENT('Y', 0, 20, .00 5), SDO_DIM_ELEMENT('M', 0, 20, .005))