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Oracle® Spatial and Graph開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B72470-07
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33.11 SDO_WFS_PROCESS.PublishFeatureType

書式

SDO_WFS_PROCESS.PublishFeatureType(
     dataSrc           IN VARCHAR2, 
     ftNsUrl           IN VARCHAR2, 
     ftName            IN VARCHAR2, 
     ftNsAlias         IN VARCHAR2, 
     featureDesc       IN XMLTYPE, 
     schemaLocation    IN VARCHAR2, 
     pkeyCol           IN VARCHAR2, 
     columnInfo        IN MDSYS.STRINGLIST, 
     pSpatialCol       IN VARCHAR2, 
     featureMemberNs   IN VARCHAR2, 
     featureMemberName IN VARCHAR2, 
     srsNs             IN VARCHAR2, 
     srsNsAlias        IN VARCHAR2, 
     mandatoryColumnInfo IN MDSYS.STRINGLIST);

または

SDO_WFS_PROCESS.PublishFeatureType(
     dataSrc             IN VARCHAR2, 
     ftNsUrl             IN VARCHAR2, 
     ftName              IN VARCHAR2, 
     ftNsAlias           IN VARCHAR2, 
     featureDesc         IN XMLTYPE, 
     schemaLocation      IN VARCHAR2, 
     pkeyCol             IN VARCHAR2, 
     columnInfo          IN MDSYS.STRINGLIST, 
     pSpatialCol         IN VARCHAR2, 
     featureMemberNs     IN VARCHAR2, 
     featureMemberName   IN VARCHAR2, 
     srsNs               IN VARCHAR2, 
     srsNsAlias          IN VARCHAR2, 
     viewTableName       IN VARCHAR2, 
     viewTablepkeyCol    IN VARCHAR2, 
     mandatoryColumnInfo IN MDSYS.STRINGLIST);

または

SDO_WFS_PROCESS.PublishFeatureType(
     dataSrc               IN VARCHAR2, 
     ftNsUrl               IN VARCHAR2, 
     ftName                IN VARCHAR2, 
     ftNsAlias             IN VARCHAR2, 
     featureDesc           IN XMLTYPE, 
     schemaLocation        IN VARCHAR2, 
     pkeyCol               IN VARCHAR2, 
     columnInfo            IN MDSYS.STRINGLIST, 
     pSpatialCol           IN VARCHAR2, 
     featureMemberNs       IN VARCHAR2, 
     featureMemberName     IN VARCHAR2, 
     srsNs                 IN VARCHAR2, 
     srsNsAlias            IN VARCHAR2, 
     featureCollectionNs   IN VARCHAR2, 
     featureCollectionName IN VARCHAR2, 
     isGML3                IN VARCHAR2, 
     formattedKeyCols      IN MDSYS.STRINGLIST, 
     viewTableName         IN VARCHAR2, 
     viewTablepkeyCol      IN VARCHAR2, 
     viewTableFmtKeyCols   IN VARCHAR2, 
     mandatoryColumnInfo   IN MDSYS.STRINGLIST);

説明

フィーチャ・タイプをパブリッシュします(フィーチャ・タイプに関連するメタデータを登録します)。

パラメータ

dataSrc

空間フィーチャを含むフィーチャ表またはビューの名前を指定します。schema-name.table-nameまたはschema-name.view-nameの書式で指定する必要があります。つまり、表の所有者であるデータベース・ユーザーの名前が含まれている必要があります。

ftNsUrl

フィーチャ・タイプの名前空間のURL(Uniform Resource Locator)を指定します。

ftName

フィーチャ・タイプの名前を指定します。

ftNsAlias

フィーチャ・タイプの名前空間の別名を指定します。

featureDesc

機能のドキュメントにXMLTYPE型のドキュメントとしてレポートされるフィーチャ・タイプの説明を指定します。

schemaLocation

フィーチャ・タイプXSD内のxsi:schemaLocation属性の移入に使用する文字列を指定します。このパラメータがNULLの場合、文字列が自動生成されます。

pkeyCol

dataSrcで識別されるフィーチャ表またはビューの主キー列を指定します。フィーチャ・タイプ表またはビューの主キーが複数列の場合は、主キーに含まれる各列をセミコロンで区切ります。例: 'COL1;COL2'

columnInfo

dataSrcで識別されるフィーチャ表内の各空間列(SDO_GEOMETRY型)に関連付けられたタイプの文字列を、MDSYS.STRINGLIST型のオブジェクトで指定します(例: WFS 1.1.nの場合、MDSYS.STRINGLIST('PolygonPropertyType', 'PointPropertyType')など)。

columnInfoパラメータで指定される空間列については、「使用上の注意」を参照してください。

pSpatialCol

フィーチャ表内のSDO_GEOMETRY型の空間列を指定します。

featureMemberNs

フィーチャ・コレクション内のフィーチャ・インスタンスが含まれるフィーチャ・メンバー要素の名前空間を指定します。このパラメータがNULLである場合、デフォルトはhttp://www.opengis.net/gmlです。

featureMemberName

フィーチャ・コレクション内のフィーチャ・インスタンスが含まれるフィーチャ・メンバー要素の名前を指定します。このパラメータがNULLの場合、デフォルトはfeatureMemberです。

srsNs

フィーチャ・タイプの空間データと関連付けられた空間参照システム(座標系)のユーザー定義の名前空間を指定します。この名前空間は(指定されている場合)、GetFeatureリクエストに対する回答として生成されるFeatureCollectionの<boundedBy>要素内のsrsName属性を生成するときにも使用されます。

srsNsAlias

フィーチャ・タイプの空間データと関連付けられた空間参照システム(座標系)の名前空間の名前空間別名を指定します。

featureCollectionNs

このフィーチャ・タイプのインスタンスが出現する可能性のあるWFSフィーチャ・コレクションの名前空間を指定します。

featureCollectionName

このフィーチャ・タイプのインスタンスが出現する可能性のあるWFSフィーチャ・コレクションの名前を指定します。

isGML3

文字列値を指定します。Yは、このフィーチャ・タイプのインスタンスに含まれるジオメトリがGML3.1.1に準拠していることを表します。Nは、このフィーチャ・タイプのインスタンスに含まれるジオメトリがGML 2.1.2に準拠していることを表します。

formattedKeyCols

主キー列(複数列の主キーの場合は複数列)の内容を文字列書式で表現したものを指定します。たとえば、ROAD_IDがNUMBER型の主キー列である場合は、MDSYS.STRINGLIST('to_char(ROAD_ID)')と指定します。MDSYS.STRINGLIST型のコンストラクタ内で複数の文字列を指定する場合は、各文字列をカンマで区切ります。書式化された文字列の主キー列のリストは、pkeyColパラメータに主キー列が指定された同じ順番で指定する必要があります。

viewTableName

フィーチャ・タイプが、基になる単一の表に基づいてビューに定義される場合は、基になる表の名前を指定します。パブリッシュされるフィーチャ・タイプは、dataSrcパラメータ(user-name.view-name)で指定したビューに基づきます。フィーチャ・タイプが表(または複数表ビュー)に基づいている場合は、viewTableNameパラメータには値を入力しないでください。

viewTablepkeyCol

フィーチャ・タイプが、基になる単一の表に基づいてビューに定義される場合は、viewTableNameパラメータで指定した表の主キー列を指定します。

viewTableFmtKeyCols

フィーチャ・タイプが単一の表に定義されたビューに基づき、そのビューに1つ以上の書式化された主キー列がある場合は、このパラメータには基になる表に含まれる主キー列を書式化された文字列で表現したものを指定します。各列は、ビューに含まれる書式化された文字列の主キー列(formattedkeyColsパラメータで指定)に対応します。たとえば、ROAD_IDがNUMBER型の主キー列である場合は、MDSYS.STRINGLIST('to_char(ROAD_ID)')と指定します。MDSYS.STRINGLIST型のコンストラクタ内で複数の文字列を指定する場合は、各文字列をカンマで区切ります。

フィーチャ・タイプが単一表ビューに基づいていない場合、または単一表ビューに基づいているがフィーチャ・タイプに書式化済の主キー列がない場合は、このパラメータをNULLにする必要があります。

mandatoryColumnInfo

リクエストした列に関係なく、GetFeatureリクエストで戻される必要のある列のリストを指定します。(リクエストした列は必ず戻されます。)このパラメータを省略した場合は、すべての列が必須になります(すべての列が戻されます)。ただし、このパラメータにNULLを指定した場合、必須の列はありません(リクエストした列のみ戻されます)。列名を指定するには、MDSYS.STRINGLIST型のコンストラクタを使用して、MDSYS.STRINGLIST('COL1', 'COL2', 'COL5')のように指定します。

使用上の注意

columnInfoパラメータでは、フィーチャ・タイプのインスタンス表内のSDO_GEOMETRY型の各列に、columnInfoパラメータで指定された正しい関連する文字列値(文字列値の順序は表の定義内の空間列の順序と同じ)が含まれている必要があります。

WFS 1.0.nの場合、たとえば、フィーチャ・タイプのインスタンス表内にあるSHAPEという名前の1つのSDO_GEOMETRY列にポリゴン・ジオメトリが含まれている場合、columnInfo値はSHAPE_GEOMETRYTYPE>PolygonMemberTypeとなる必要があります。表33-2に、WFSバージョン1.0.nでのジオメトリ・タイプとこれらのタイプに関連付けられた必須のcolumnInfoパラメータ値を示します。(<column-name>を列の名前に置換します。)

表33-2 ジオメトリ・タイプとcolumnInfoパラメータ値(WFS 1.0.n)

ジオメトリ・タイプ columnInfoパラメータ値

ポリゴンまたは面

<column-name>_GEOMETRYTYPE>PolygonMemberType

複数のポリゴンまたは複数面

<column-name>_GEOMETRYTYPE>MultiPolygonMemberType

<column-name>_GEOMETRYTYPE>PointMemberType

複数点

<column-name>_GEOMETRYTYPE>MultiPointMemberType

線または曲線

<column-name>_GEOMETRYTYPE>CurveMemberType

複数線または複数曲線

<column-name>_GEOMETRYTYPE>MultiCurveMemberType

ソリッド

<column-name>_GEOMETRYTYPE>SolidMemberType

マルチソリッド

<column-name>_GEOMETRYTYPE>MultiSolidMemberType

コレクション

<column-name>_GEOMETRYTYPE>GeometryMemberType

WFS 1.1.nの場合、たとえば、フィーチャ・タイプのインスタンス表内にある1つのSDO_GEOMETRY列にポリゴン・ジオメトリが含まれている場合、columnInfo値はPolygonPropertyTypeとなる必要があります。表33-3に、WFSバージョン1.1.nでのジオメトリ・タイプとこれらのタイプに関連付けられた必須のcolumnInfoパラメータ値を示します。

表33-3 ジオメトリ・タイプとcolumnInfoパラメータ値(WFS 1.1.n)

ジオメトリ・タイプ columnInfoパラメータ値

ポリゴンまたは面

PolygonPropertyType

複数のポリゴンまたは複数面

MultiPolygonPropertyType

PointPropertyType

複数点

MultiPointPropertyType

線または曲線

CurvePropertyType

複数線または複数曲線

MultiCurvePropertyType

ソリッド

SolidPropertyType

マルチソリッド

MultiSolidPropertyType

コレクション

GeometryPropertyType

Web Feature Servicesのサポートについては、「Web Feature Service(WFS)のサポート」を参照してください。

次の例では、COLAという名前のフィーチャ・タイプのメタデータを、SHAPEという列に格納されているポリゴン・ジオメトリに登録します。(WFS 1.1.nの使用を想定しています。)

DECLARE
columnInfo MDSYS.StringList := MDSYS.StringList('PolygonPropertyType');
BEGIN
SDO_WFS_PROCESS.publishFeatureType(
 'WFS_USER.COLA_MARKETS_VIEW',
 'http://www.example.com/myns',
 'COLA',
 'myns',
 xmltype(bfilename('WFSUSERDIR', 'featuredesct.xml'), nls_charset_id('AL32UTF8')),
 null, 'MKT_ID', columnInfo, 'SHAPE', null, null, null, null);
END;
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