正常に実行されたSQL DML文(SELECT、INSERT、UPDATE、DELETEまたはMERGEなど)のレポートを表示します。
レポートには、実行統計および問合せ実行パスを含めることができます。
動的サンプリングが有効な場合、DMLに関するSQL*Plusのレポート出力が異なる場合があります。
OFFを指定すると、トレース・レポートは表示されません。ONを指定すると、トレース・レポートが表示されます。TRACEONLYを指定すると、トレース・レポートは表示されますが、問合せデータは、存在しても出力されません。EXPLAINを指定すると、実行計画が実行されて、問合せ実行パスが表示されます。STATISTICSを指定すると、SQL文統計が表示されます。EXPLAIN PLANについては、『Oracle Database SQL言語リファレンス』に記載されています。
明示オプションを指定しないで、ONまたはTRACEONLYを使用すると、デフォルトでEXPLAIN STATISTICSが使用されます。
TRACEONLYオプションは、大きい問合せデータを抑止する場合に有効です。STATISTICSを指定すると、SQL*Plusは、サーバーから問合せデータをフェッチしますが、データは表示しません。
AUTOTRACEレポートは、文が正常に完了した後で出力されます。
実行計画および統計表示については、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
SQL*PlusがSTATISTICSレポートを作成すると、データベースへの2番目の接続が自動的に確立されます。STATISTICSオプションがOFFに設定されたか、またはSQL*Plusからログアウトした場合に、この接続はクローズされます。
AUTOTRACEレポートの書式は、接続されているサーバーのバージョンおよびサーバーの構成によって異なります。AUTOTRACE PLANの追加情報および表形式の出力は、Oracle Database 10gリリース1(10.1)以上に接続している場合にサポートされます。それより前のデータベースに接続する場合は、旧形式またはAUTOTRACEレポートが使用されます。
FIPSフラグ付けが使用可能な状態のときは、AUTOTRACEは使用できません。
AUTOTRACEの詳細は、文のトレースについてを参照してください。