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SQL*Plus®ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス
リリース1 (12.1)
B71396-03
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SET MARK[UP] HTML [ON | OFF] [HEAD text] [BODY text] [TABLE text] [ENTMAP {ON | OFF}] [SPOOL {ON | OFF}] [PRE[FORMAT] {ON | OFF}]

HTMLマークアップ・テキストを出力します。

有効にするには、動的レポート出力の値を変更するSET MARKUPコマンドを、問合せ出力を生成する文の前に指定する必要があります。問合せ出力を生成する最初の文によって、HEAD設定、TABLE設定などのSET MARKUPによって影響を受ける情報の出力がトリガーされます。後続のSET MARKUPコマンドは、すでにレポートに送信されている情報には影響を与えません。

SET MARKUPは、SQL*Plusの出力をHTML形式にエンコードすることを指定するのみです。スプール・ファイルの作成、ファイル名の指定およびファイルへのHTML出力の書込みを開始するには、SET MARKUP HTML ON SPOOL ONおよびSQL*PlusのSPOOLコマンドを使用する必要があります。SET MARKUPのオプションと動作は、SQLPLUS -MARKUPと同じです。

詳細は、「MARKUPオプション」を参照してください。使用例は、「SET MARK[UP] HTML [ON | OFF] [HEAD text] [BODY text] [TABLE text] [ENTMAP {ON | OFF}] [SPOOL {ON | OFF}] [PRE[FORMAT] {ON | OFF}]」および「 SQL*PlusからのHTMLレポートの生成」を参照してください。

MARKUPオプションの状態を表示するには、SHOW MARKUPコマンドを使用します。

次に、SET MARKUP HTMLコマンドを使用し、HTMLマークアップ・テキストを指定したファイルにスプールするスクリプトを示します。

注意:

SET MARKUPの例では、コマンドは、行継続文字「–」および空白を使用して読みやすいようにレイアウトされています。通常、コマンド・オプションは連結して入力されます。

任意のテキスト・エディタを使用して、レポート用のHTMLオプションおよび問合せの設定に必要なコマンドを入力します。

SET MARKUP HTML ON SPOOL ON HEAD "<TITLE>SQL*Plus Report</title> -
<STYLE TYPE='TEXT/CSS'><!--BODY {background: ffffc6} --></STYLE>"
SET ECHO OFF
SPOOL employee.htm
SELECT FIRST_NAME, LAST_NAME, SALARY
FROM EMP_DETAILS_VIEW
WHERE SALARY>12000;
SPOOL OFF
SET MARKUP HTML OFF
SET ECHO ON

このスクリプトにはSQL*Plusコマンドが含まれるため、バッファから/(スラッシュ)を使用すると正常に実行されません。テキスト・エディタでスクリプトを保存し、STARTを使用して次のように実行します。

START employee.sql

HTMLスプール・ファイルemployee.htmの書込みと同様に、SET TERMOUTがONにデフォルト設定されているため、出力は画面にも表示されます。Webブラウザにスプール・ファイルemployee.htmを表示できます。次のように表示されるはずです。