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SQL*Plus®ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス
リリース1 (12.1)
B71396-03
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EDIT

構文

ED[IT] [file_name[.ext]]

file_name[.ext]には、編集するファイル(通常はスクリプト)を指定します。

指定したファイルの内容またはバッファの内容を対象として、オペレーティング・システムのテキスト・エディタを起動します。 バッファにはコマンド履歴リストはなく、またSQL*Plusコマンドは記録されません。

SQLバッファの内容をオペレーティング・システムのテキスト・エディタで編集するには、filenameを指定せずにEDITを入力します。

使用方法

拡張子を省略すると、SQL*Plusは、デフォルトのコマンド・ファイル拡張子(通常はSQL)が指定されたものとみなします。デフォルトの拡張子の変更については、「SET」コマンドのSUFFIX変数を参照してください。

filenameを指定すると、SQL*Plusは、そのディレクトリを見つけるためにORACLE_PATHで指定されたディレクトリを検索します。SQL*PlusがORACLE_PATHでスクリプト・ファイルを検出できない場合、またはORACLE_PATHが設定されていない場合は、現行の作業ディレクトリが検索されます。いずれのディレクトリにもファイルが見つからない場合、SQL*Plusは、指定した名前のファイルを作成します。

置換変数_EDITORには、EDITによって起動されるテキスト・エディタの名前が含まれます。_EDITORの値を変更することによって、テキスト・エディタを変更できます。置換変数の値の変更については、「DEFINE」を参照してください。_EDITORが未定義の場合、EDITは、デフォルトのオペレーティング・システム・エディタの起動を試みます。

EDITを指定すると、SQLバッファの内容を入れたAFIEDT.BUFというデフォルト名のファイルが(現行の作業ディレクトリ内に)作成され、テキスト・エディタが起動されて、そのファイルの内容が表示されます。ファイルAFIEDT.BUFがすでに存在している場合は、そのファイルが、バッファの内容で上書きされます。SET EDITFILEコマンドを使用して、デフォルトのファイル名を変更できます。EDITコマンドでデフォルトのファイル名の設定を変更する方法については、「SET」コマンドのEDITFILE変数を参照してください。

注意:

デフォルトのファイル名AFIEDT.BUFは、一部のオペレーティング・システムでは名前が異なる場合があります。

ファイル名の指定がなく、バッファが空の場合は、EDITからエラー・メッセージが戻されます。

WindowsでのSQL*Plus 9.0以下のバージョンでは、コマンドEDIT *は、無効なファイル名の警告を表示した後で空のファイルを開きました。WindowsでのSQL*Plus 10以上のバージョンでは、EDIT *は、無効なファイル名の警告を表示しますが、空のファイルは開かれません。SQL*Plus 9.0の動作を保持する場合は、次のようにSETコマンドを入力します。

SET SQLPLUSCOMPATIBILITY 9.0

編集セッションを終了し、SQL*Plusに戻るには、テキスト・エディタの通常の終了方法に従って編集セッションを終了します。エディタの終了時、SQL*Plusはファイルの内容をバッファにロードします。

注意:

Windowsで、ワードパッドをエディタとして使用する(_EDITOR=write.exe)場合、ワードパッドを終了するとバッファは再ロードされません。この場合、GETを使用してバッファを再ロードします。

オペレーティング・システムのテキスト・エディタを使用して、拡張子SQLが付いたファイルREPORTを編集するには、次のように入力します。

EDIT REPORT