SQL*Plusコマンドを使用して、SQLコマンドおよびPL/SQLブロックを操作し、問合せ結果の書式を設定して出力できます。SQL*Plusでは、SQL*PlusコマンドはSQLコマンドやPL/SQLブロックとは異なる方法で処理されます。
コマンド入力を簡略化するために、多くのSQL*Plusコマンドで略称を使用できます。すべてのSQL*Plusコマンドの情報および略称については、「SQL*Plusコマンド・リファレンス」を参照してください。
例4-4 SQL*Plusコマンドの入力
この例では、SQL*Plusコマンドを入力して、サンプル・ビューEMP_DETAILS_VIEWのSALARY列の表示に使用する書式を変更する方法を示します。
COLUMNコマンドによって、SALARY列がドル記号($)およびカンマ(,)を使用する書式に設定され、新しいヘッダーが付けられます。
SQL*Plusコマンドの構文は、SQLコマンドまたはPL/SQLブロックとは異なります。
SQL*Plusコマンドは、必ずしもセミコロンで終了する必要はありません。コマンドの入力終了後、[Return]を押すか「実行」をクリックします。SQL*Plusコマンドは、必ずしもセミコロンで終了する必要はありません。
長いSQL*Plusコマンドは、行末にハイフン(-)を付けて[Return]を押すと、次の行に続けて入力できます。必要な場合は、ハイフンの前に空白も入力できます。SQL*Plusでは、右山カッコ(>)が次の行のプロンプトとして表示されます。
次に例を示します。
COLUMN SALARY FORMAT $99,999 - HEADING 'MONTHLY SALARY'
SQL*Plusでは、ハイフンは継続文字として識別されるため、SQL文内でハイフンを入力すると無視されます。SQL*Plusでは、入力処理で行が結合された後にハイフンが削除されるまで、その文はSQL文として識別されません。たとえば、次のように入力します。
SELECT 200 - 100 FROM DUAL;
次のエラーが戻されます。
SELECT 200 100 FROM DUAL * ERROR at line 1: ORA-00923: FROM keyword not found where expected
文が正しく解釈されるように、最初の行の末尾から2行目の先頭へハイフンを移動させます。