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SQL*Plus®ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス
リリース1 (12.1)
B71396-03
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環境変数NLS_LANG

環境変数NLS_LANGには3つの要素があり、各要素は、グローバリゼーション機能のサブセットを制御します。

選択したキャラクタ・セットが、オペレーティング・システムおよびキーボードでサポートされている必要があります。追加のサポート・ソフトウェアをインストールする必要がある場合もあります。NLS_LANGおよびサポート・ソフトウェアの詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

SQL*Plusクライアントのロケール固有の動作を設定するには、NLSパラメータを使用します。これらのパラメータは、サーバーの初期化パラメータとしてなど、いくつかの方法で指定できます。サーバーの動作を制御する設定については、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。

NLS_LANGの構文は、次のとおりです。

NLS_LANG = language_territory.charset

languageには、Oracle Databaseのメッセージ、ソート順序および日と月の名前で使用される表記規則を指定します。たとえば、日本語のメッセージを受信するには、languageにJAPANESEを設定します。languageを指定しない場合は、デフォルトでAMERICANが設定されます。

territoryには、デフォルトの日付、通貨および数値の表記規則を指定します。たとえば、日本語地域の書式を使用するには、territoryにJAPANを設定します。territoryを設定しない場合は、languageの値からデフォルト値が導出され、AMERICAに設定されます。

SQL*Plusコマンドラインでは、charsetに、SQL*Plusがデータ処理で使用するキャラクタ・セット・コードを指定します。一般的に、ユーザー端末のキャラクタ・セット・コードに適したコードを指定します。矛盾する組合せを設定できますが、動作はしません。たとえば、次のように西ヨーロッパのキャラクタ・セットを使用しながら、日本語をサポートすることはできません。

NLS_LANG=JAPANESE_JAPAN.WE8DEC

ただし、日本語はUnicodeキャラクタ・セットを使用してサポートできます。次に例を示します。

NLS_LANG=JAPANESE_JAPAN.UTF8

NLS_LANGの設定表示

SELECTコマンドを使用して、NLS_LANGの設定を表示できます。

SELECT * FROM NLS_SESSION_PARAMETERS;

NLS_LANGUAGEおよびNLS_TERRITORYの値は、NLS_LANG変数の言語および地域のコンポーネントに対応しています。

また、NLSの動的パフォーマンスのビュー表のV$NLS_VALID_VALUESを問い合せると、NLS_SORT、NLS_LANGUAGE、NLS_TERRITORYおよびNLS_CHARACTERSETの有効な値のリストを表示できます。