デフォルト: デフォルト値は設定されていません。
用途
サンプリングしてソース・データベースからアンロードするデータ行の割合を指定できます。
構文および説明
SAMPLE=[[schema_name.]table_name:]sample_percent
このパラメータを使用すると、サンプリングしてエクスポートするデータの割合を指定し、データのサブセットをエクスポートできます。sample_percent
は、行がサンプルの一部として選択される可能性を示します。ただし、指定した正確な行数が表から取り出されるわけではありません。sample_percent
には、0.000001から100未満の任意の数を指定できます。
sample_percent
は特定の表に適用することができます。次の例では、HR.EMPLOYEES
表の50%がエクスポートされます。
SAMPLE="HR"."EMPLOYEES":50
スキーマを指定する場合は、表も指定する必要があります。ただし、スキーマを指定せずに表を指定することはできます(その場合は、現在のユーザーが使用されます)。表の指定がない場合は、エクスポート・ジョブ全体にsample_percent
値が適用されます。
このパラメータとデータ・ポンプ・インポートのPCTSPACE
変換を組み合せて使用すると、記憶域の割当てサイズをサンプリングされたデータ・サブセットに合わせることができます。(詳細は、インポートの「TRANSFORM」パラメータを参照してください。)
制限事項
SAMPLE
パラメータは、ネットワークのエクスポートに対して無効です。
例
次の例では、表の名前が指定されていないため、全体のエクスポート・ジョブにSAMPLE
値70
が適用されます。
> expdp hr DIRECTORY=dpump_dir1 DUMPFILE=sample.dmp SAMPLE=70