インポート操作のネットワーク・リンクの指定にNETWORK_LINK
インポート・パラメータが使用されている場合、SQLが使用され、INSERT SELECT
文によりデータが移動されます。SELECT
句は、ネットワーク・リンク上のリモート・データベースからデータを取得します。INSERT
句はSQLを使用してデータをターゲット・データベースに挿入します。ダンプ・ファイルは含まれません。
エクスポート操作のネットワーク・リンクの指定にNETWORK_LINK
エクスポート・パラメータが使用されている場合、リモート・データベースのデータがターゲット・データベースのダンプ・ファイルに書き込まれます。(読取り専用のデータベースからのエクスポートには、NETWORK_LINK
パラメータが必要です。)
リンクとは、ネットワーク接続されたリモートのデータベースを示すため、データベース・リンクおよびネットワーク・リンクという用語は、同じ意味で使用されます。
サポートされているリンク・タイプ
データ・ポンプ・エクスポートおよびデータ・ポンプ・インポートでは、次のタイプのデータベース・リンクの使用がサポートされています。
パブリック固定ユーザー
パブリック接続ユーザー
パブリック共有ユーザー(リンク所有者が使用する場合のみ)
プライベート共有ユーザー(リンク所有者が使用する場合のみ)
プライベート固定ユーザー(リンク所有者が使用する場合のみ)
サポートされていないリンク・タイプ
データ・ポンプ・エクスポートおよびデータ・ポンプ・インポートでは、次のタイプのデータベース・リンクの使用はサポートされません。
プライベート接続ユーザー
現行ユーザー
関連項目:
データベース・リンクを介したエクスポートの実行の詳細は、エクスポートの「NETWORK_LINK」パラメータを参照してください。
データベース・リンクを介したインポートの実行の詳細は、インポートの「NETWORK_LINK」パラメータを参照してください。
データベース・リンクおよび異なるタイプのリンクを作成する方法の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。