デフォルト: デフォルト値は設定されていません。このパラメータが使用されていない場合、このパラメータが提供する特別なデータ処理オプションは無効になります。
用途
DATA_OPTIONSパラメータは、エクスポート操作時に特定のタイプのデータをどのように処理するかを指定します。
構文および説明
DATA_OPTIONS=XML_CLOBS
XML_CLOBSオプションを指定すると、XMLType列は、列に対して定義されているXMLTypeの格納形式に関係なく非圧縮のCLOB形式でエクスポートされます。
注意:
CLOBとして格納されるXMLTypeは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1)からは非推奨になりました。XMLType表および列は、現在はバイナリXMLとして格納されます。
表にCLOB形式で格納されているXMLType列しかない場合は、データ・ポンプにより自動的にこれらの列がCLOB形式でエクスポートされるため、XML_CLOBSオプションを指定する必要はありません。表にオブジェクト・リレーショナル(スキーマベース)、バイナリまたはCLOB形式の組合せで格納されているXMLType列がある場合、デフォルトで、これらの列はデータ・ポンプにより圧縮形式でエクスポートされます。この方法を使用することをお薦めします。ただし、データを非圧縮のCLOB形式でエクスポートする必要がある場合は、XML_CLOBSオプションを使用してデフォルトの設定を上書きできます。
制限事項
XML_CLOBSオプションを使用するには、エクスポート時とインポート時の両方で同じXMLスキーマを使用する必要があります。
エクスポート・ユーティリティのDATA_OPTIONSパラメータを使用する場合は、ジョブ・バージョンを11.0.0以上に設定する必要があります。「VERSION」を参照してください。
例
この例では、hr.xdb_tab1表のXMLType列を、列に対して定義されているXMLTypeの格納形式に関係なく、非圧縮のCLOB形式でエクスポートするエクスポート操作を示します。
> expdp hr TABLES=hr.xdb_tab1 DIRECTORY=dpump_dir1 DUMPFILE=hr_xml.dmp VERSION=11.2 DATA_OPTIONS=XML_CLOBS
関連項目:
XMLType表のエクスポートおよびインポートに固有の情報については、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。