パーティション・レベル・インポートを指定できるのは、表モードでインポートを実行する場合のみです。パーティション・レベル・インポートでは、エクスポート・ファイル内の特定のパーティションまたはサブパーティションを選択してデータをロードすることができます。パーティション・レベル・インポートを使用する場合は、次のガイドラインに注意してください。
インポートでは、常にターゲット表のパーティション化スキームに従って行が格納されます。
パーティション・レベル・インポートでは、指定されたソース・パーティションまたはサブパーティションの行データのみ挿入されます。
ターゲット表がパーティション表の場合、パーティション・レベル・インポートを行うと、そのターゲット表の最上位パーティションより上に入る行はすべて拒否されます。
エクスポートされた表が非パーティション表の場合は、パーティション・レベル・インポートを実行できません。ただし、表レベル・インポートを使用すると、エクスポートされた非パーティション表からパーティション表をインポートできます。
ソース表(エクスポート時にtablenameに指定された表)がパーティション表で、エクスポート・ファイルに存在する場合のみ、パーティション・レベル・インポートは正常に実行されます。
エクスポート・ファイルに存在しないパーティション名またはサブパーティション名を指定すると、警告が発行されます。
パラメータの中で指定するパーティション名またはサブパーティション名には、エクスポート・ファイルにあるパーティションまたはサブパーティションのみを指定します。エクスポート・ファイルには、エクスポート・ソース・システム上の表のすべてのデータが含まれているとはかぎりません。
ROWS=y
(デフォルト)が指定されていて、表がインポート先のシステムに存在しない場合、表が作成され、すべての行が、ソース・パーティションまたはサブパーティションから、インポート先の表のパーティションまたはサブパーティションに挿入されます。
ROWS=y
(デフォルト)およびIGNORE=y
が指定されていて、対象となる表の表名がインポート前に存在している場合は、指定された表のパーティションまたはサブパーティションの行がすべて、同名の表に挿入されます。インポートでは、常に、ターゲット表の既存のパーティション化スキーマに従って行が格納されます。
ROWS=n
が指定されている場合、データはターゲット表に挿入されず、エクスポート・ファイル中の表およびパーティションまたはサブパーティションに関連する他のオブジェクトに対する処理が、継続して行われます。
ターゲット表が非パーティション表の場合、パーティションおよびサブパーティションは表全体にインポートされます。1つ以上のパーティションまたはサブパーティションを、エクスポート・ファイルからインポート・ターゲット・システム上の非パーティション表にインポートするには、IGNORE=y
を指定します。