SEQUENCE
パラメータは、特定の列に対して一意の値を設定します。SEQUENCE
の値は、ロードされたレコードまたは拒否されたレコードが発生するたびに増加します。廃棄またはスキップされたレコードに対しては、値は増加しません。
列名とSEQUENCE
パラメータの組合せを指定すると、列指定は完結します。
表10-6では、列指定に使用されるパラメータについて説明します。
表10-6 列指定に使用されるパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
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データベース内の、順序を割り当てる列の名前。 |
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列の値を指定するには、この |
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順序番号は表中にすでにあるレコード数で始まり、以降は増分値を加えた値が設定されます。 |
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順序番号は列の現在の最大値で始まり、以降は増分値を加えた値が設定されます。 |
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先頭となる特定の順序番号を指定します。 |
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レコードがロードまたは拒否された後の順序番号の増分値。これはオプションです。デフォルトは1です。 |
レコードが拒否された場合(書式エラーがあるか、またはOracleエラーが発生した場合)でも、その欠落を埋めるために生成された順序番号が変更されることはありません。たとえば、ある列に関して、4つの行に順序番号10、12、14および16が割り当てられ、番号12の行が拒否されたとします。この場合、挿入された3つの行の番号は10、14および16であって、10、12および14ではありません。このような処理が行われることによって、データ・エラーが発生しても、挿入時の順番を保持できます。拒否されたデータを修正して再度挿入する場合は、列の順序番号に一致するようにデータを手動で設定できます。
「事例3: 自由区分形式ファイルのロード」に、SEQUENCE
パラメータの使用例があります。(事例の使用方法については、「SQL*Loaderの事例」を参照してください。)