DBNEWIDユーティリティには次の制限事項があります。
データベースのDBIDを変更するには、データベースがマウントされており、マウント前に一貫性を維持した状態で停止されている必要があります。Oracle Real Application Clustersデータベースの場合は、データベースをNOPARALLEL
モードでマウントする必要があります。
DBIDの変更後は、RESETLOGS
オプションを使用してデータベースをオープンする必要があります。データベース名のみの変更後は、RESETLOGS
オプションを使用してオープンする必要はありません。
DBNEWIDユーティリティの実行中に、データベースに対して他のプロセスを実行することはできません。他のセッションがデータベースを停止して起動した場合、DBNEWIDユーティリティは異常終了します。
すべてのオンライン・データ・ファイルは、リカバリが不要な、一貫性を維持した状態である必要があります。
NORMALモードでオフラインにされたデータ・ファイルは、アクセスおよび書込みが可能である必要があります。そうでない場合は、DBNEWIDユーティリティを起動する前に、これらのファイルを削除する必要があります。
すべての読取り専用表領域は、DBNEWIDユーティリティを起動する前に、オペレーティング・システム・レベルでアクセスおよび書込みが可能である必要があります。これらの表領域を書込み可能にできない場合(たとえば、表領域がCD-ROMにある場合)は、トランスポータブル表領域機能を使用して、DBNEWIDユーティリティを起動する前に、表領域を書込み可能な領域にトランスポートする必要があります。
DBNEWIDユーティリティは、グローバル・データベース名を変更しません。詳細は、「グローバル・データベース名に関する考慮点」を参照してください。