この項では、ORACLE_LOADER
アクセス・ドライバを使用する際に認識しておく必要がある制限事項について説明します。
暗号化された列がある外部表のエクスポートとインポートは、サポートされていません。
列処理: デフォルトでは、外部表の機能は、外部表に定義されたすべての列をフェッチします。これによって、すべての問合せに対し、一貫した結果が保証されます。ただし、パフォーマンスを考慮して、外部表内で参照される列だけを処理することができます。これによって、データ変換の量および問合せの実行で必要なデータ処理の量を最小限にします。この場合、データ型変換エラーが発生した列を含んでいたために拒否された行も、その列が参照されないかぎり、別の問合せでは拒否されません。ALTER TABLE
コマンドを使用すると、この列処理動作を変更できます。
外部表は、LONG
列にデータをロードできません。
ORACLE_LOADER
アクセス・ドライバのアクセス・パラメータにSQL文字列を指定できません。解決策として、外部表を読み取る文のSELECT
句にDECODE
句を使用できます。また、DECODE
句を使用する外部表のビューを作成して、外部表ではなくそのビューから選択することもできます。
外部表では、文字列内のバックスラッシュ(\)の使用はサポートされていません。詳細は、「バックスラッシュ・エスケープ文字の使用」を参照してください。
外部表アクセス・パラメータにおいて列名や表名などの識別子が指定される場合、特定の値はアクセス・パラメータ・パーサーによって予約語とみなされます。予約語を識別子として使用するには、二重引用符で囲む必要があります。